さて、今年も新しい学生と共に新学期を迎えました。
手ごたえ的にはまだまだわかりませんが、一生懸命頑張ろうという気持ちに満ち溢れているので、
この時期に心機一転して指導できるのは毎年のことながらうれしい限りです。
しかし、残酷なことにここから3か月でどれだけ真剣になれるか、そして本流に残れるかの戦いでもあるので、
最初の夏前の勉強のリズムはしっかり作っていってほしいなと思います。
そんな中で、やはり医学部受験や旧帝を目指す学生には
殺気に近いテンションと、絶対に合格するんだという覚悟みたいな意志を掲げて勉強してほしいなというところです。
「殺気」とか「覚悟」というと、少し野蛮で危ない感じがするかもしれませんが、
本気で勉強している人ほど、近寄りがたくなる傾向にあるのは確かです。
一つの目標に1人で挑んでいるわけですから、若干は孤立する雰囲気は出るし、
受かることしか考えていないと、問題に対して「この問題を必ず解きぬいてやる」って具合で、
問題製作者と学生が見えない境界線を隔てて戦いあっているわけでして、
これはもはや殺し合いに近いです。
やられたら負ける(受からない)、やったら、解けたら勝てる(合格する)
もうこんな世界です。そして、出来ないなと思ったら、戦いに休戦協定(復習)を敷いて
どうするか戦略を練るわけですよ(復習と暗記やブラッシュアップの問題を解く)。
そして、また宣戦布告し勝つまで頑張るという感じ、そうもうこれは戦争状態なんですよね。
そういう風に勇ましく立ち向かおうとしなければ、きっと大きな成就はありません。
なんとなく「大きな目標」を掲げて、
なんとなくやっているレベルではまあ自分の範疇にあるものは手に入れられるかもしれませんが、
自分からかけ離れたものは手に入りません。
戦争で国境線を広げていくときも、やくざが縄張りを大きくするときも、
ネコがマーキングをして領土を拡大するときも、暴走族が勢力を広げるときにも
必ず自分と対峙する相手と戦わなければなりませんし、それを倒さなければなりません。
相手が強い存在だったら…無論自分を鍛えなければなりませんからね。
技術もそうですが、その前に何を言われても、どういう時間を過ごすにしても、
揺るがないような気持ちを作って、高い目標を掲げた受験に臨んでくださいね。
昨年、そうやって名大の医学部を勝ち取った学生がおり、受験が終わってから大きく表情が変わった学生がいます。
いつもは金剛力士像のごとく険しい顔をしながら勉強していましたが、
いざ結果を出すと、こんなにも明るいやつだったのか!!って気づくほどでした。
本当につらかったのでしょうし、本気で取り組んだのでしょうね。本当に学生ながら人として尊敬できます。
まあいい人生を送ってほしいなと思います。
今年の学生の中にもちゃんと意識高く頑張ろうとしてきた学生が話に来てくれました。
若干生意気な!って思う部分もあるんですけど、それでも「これが若さかっ!」ってクワトロ・バジーナのごとく
受け入れられるんですよね。素敵っ!
どれだけ限界まで追い込んで自分を強くできるかを見るのが僕は楽しみなので、
ぜひとも頑張ってほしいと思いながら、見守りつつ、指導しつつ、添削し続けます!
さぁ今年も始まりましたぞ!1年間頑張りましょう!