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雑記

受験の「プロ」の意味をはき違えるな~問題を丁寧に解け~

さて、今週や明日から新学期が本格的に始まる学校も多いのではないでしょうか。

私が出向している予備校も明日から授業が始まります。

新しい学生が今年は多いので、楽しみでもありますが

毎年のことですが少し不安もあります。何年やっていても、

「ちゃんと1発目はできるかな?」、「掴みや方針はわかってもらえるかな?」

ということに不安を抱いているのですよね。(他の先生もそうだと信じていますww)


というわけで、また授業の日々が続くのですが、

一発目の授業では、1年の流れとか、どういうことをやっていくのか、

そしてどの時期までにある勉強をし終えて、次の勉強をしていくのか、

また失敗したときにどういう修正をして、何をするといいのか?

この辺まではしっかりお話をします。

だから1日目の授業は英語の話というよりも、

指導方針と分量等を中心に話していきます。

そんななかで特にいうの内容の1つが、

「プロを志す(受験を制す)者ならば、失敗を易々と許すな!」

ということです。

受験生という試験のプロがする仕事は、

「採点者をYesと言わせる」ことであり、

「とりあえず解答を創り出すこと」はみなアマチュアだと教えています。

受験のプロと言うと、長年やっている方を意味しそうですが、

受験は長くやることに重きを置く人間ではなく、

いかに早くこの世界を抜けるかに命をかけられる人が

真の受験のプロだと思っています。


しかし、予備校講師を始め、TOEIC講師等様々な資格試験マニア等が

台頭してきてから、1日1回TOEICの模試をやっているとか、

1冊問題集を解き抜いて問題集ミシュランみたいなことをして、

「量こそすべて!筋トレと一緒だ」的な論理で

英語の云々を語っているのをよく見ますが、

受験でそんな英語だけやっていて乗り切れるはずがありません。

しかも彼らは「今は英語だけではダメだ」と言いつつ、他のことを要求する話をして、

いっぱしに「英語一辺倒主義を否定する」論調も出てきていますが、

それは英語を勉強し終えて始めて気づいたことを口にしているだけで、

英語一辺倒をやってきた事実があっての話で、

それを効率よくする勉強や、

早い段階で英語を片づけて他のことに目を向ける勉強法や、

惰性で中高の勉強をやっていける方法を示している人はあまりいません。

学生や英語学習者の多くが、TOEIC界のスーパースターを崇めて、

自分の押しメンが頂点に立てるように

その押しメンが書いた問題集を買いあさるというのは、

AKBや乃木坂ファンたちとやっていることは一緒です。

というか、勉強しているのに中身あるものを得られないで終わる分、

AKBや乃木坂ファンよりかわいそうです。まだ彼らのがイズムがある気がするww


こういう雰囲気でいると、「問題を丁寧に解く」とか、

「中身をちゃんと覚える」とか問題集のクオリティではなく、

自身の習得したクオリティを高められないでいるんですよね。

もちろん初期のペースメーカーとしてそういう押しメンを崇拝するのはありですが、

英語は最終的に使えなきゃいけないので、

彼らのコピーとして自身を創り上げるのは人間ではありません。

彼らの根底にある素晴らしさを抽出して、自身を昇華させないといけません。

だからこそ、上記に言ったことを話すのです。

自身も英語を使うプロになるわけですから、他人の背中だけ見ていてはいけません。

常に失敗しないように、常に間違えたものは改善するように、

(絶対に間違えてはいけない!!っていう極論を意味していませんからね)

問題集にある身(内容)を無駄なく吸収しなければなりません。

残念ながら、「毎年ものすごい問題集の量をこなしているのに

全然できるようになりません」という俄かな強者が私の所にやってきます。

同じような問題を解かせるのですが、単語1つで惑わされて

私がちょっと細工した問題に初見でまともに解答できる人は少ないです。

問題をどこまでしっかり身をとらなきゃいけないのかをしっかり教えていくのが

私の仕事であり、信念です。

今年もどんな学生ができあがって、どこの大学へいきますかねー。

全く楽しみな1年が始まります。

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