さて、先日岩手医科の1次を持っていたのですが2次落ちしていた学生が、
まさかの合格をいただいており、繰り上がったそうです…。
いやぁ喜んでいいのかどうなのか微妙なところですが、
まあ受験が終わったならいいんですかね!!ってことで一人受験勉強を終えて、岩手へ跳ぶことになります。
本人は不本意だったようですが、やり切ったのでそこを母校にしてみせると意気込んでいました!
本当におめでとうございます!
そうなんです、合格したところっていうのは「ご縁があった」ということなんですよ。
ご縁があるってことは、きっといいこともあるんですから、自分が医学部を勝ち取ったことを誇って、
ガンガン頑張っていただきたいなと話しました。
さて、そんなわけで、今年の医学部受験は波乱が多いですが、
私の指導生は難しいかなぁ~というところまで来てしまっているので、出来すぎですが…。
それでも、なかなか合格しない人は合格しないんですよね…。
一生懸命やっていても、うまくいかないときがあります…。
そんな話をしていたときに、卒業生のお母さまが面白いことを言っておりました。
「先生、上の子が医学部受験に苦労せずに名大とかぱってはいっちゃったりすると、
弟・妹は受かる過程を、断片的ながらも家に一緒にいることである程度じっくりみてわかるから、
『なんとなく受かっちゃうのでは?』って錯覚して、実はその兄・姉がすごかっただけだったんだ…
って思うことがあるから、結構失敗するんですよね…
(うちは兄が苦労したから、妹は一生懸命やってましたねぇ~、先生を見ていると
相当必死にやらないと名大とか旧帝医学部が無理なのはよくわかるんで…)」
いやぁ、なるほどなぁと思いました。
まあそりゃそうですよね…なんとなくやってて受かっているを日常的な中で見ていたら、
そう思っちゃいますよ…ね。これも環境の力であり、悪い面としてでちゃうこともあるのかと。
まあこういうことが起こらないように、基本的に私は誰に対しても全力で同じ分量をやらないと受からないぞと
提示だけはちゃんとして、あとは本人がどれだけ頑張れるかをみています!
医学部受験は、相当すげー天才を除いては、
開成や灘でさえも結構勉強しているからすんなり入れるようにみえるだけで、
凡人・ちょっとした秀才レベルだったら
それなりにクソ勉強しないと、医学部にははいれません。
(ちょっとした秀才だった人でも、落ちるときは普通に落ちます!)
名古屋だと東海高校の指導をしていると錯覚してしまうこともあるのですが、
東海高校でさえも現役で私立医学部に入るためにはその前段階で相当勉強しておりますからね。
そうでない東海生は……進学校ではない学校で医学部を目指すということは…
いやぁ簡単に医学部は口に出せないし(怖くて目指せない人もいるかもしれない)、
よほどの覚悟を持ってほしいところです。
私は私立のどこであろうとも、それなりに勉強し抜いてちゃんと受かった医学学生は
すごいと思っております。医学部生の皆さん、本当に自身を誇ってくださいね。
そして、医学部を目指す人々、その身分で周りを「すごい」とぬか喜びさせたり、
マウントをとる道具として立場を利用するのではなく、
そういう人になるであろうから、それ相応の人物になるぞと凛々しい姿勢を持っていてほしいです!
そろそろ勉強生活がはじまりますが、うまくいくことを祈っております。