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英語の実力を上げるためにはストーリーが必要

さて、医学部受験をはじめ受験関連に携わってから

バイト歴を入れればもうすぐで20年になりますが、その時点から考えると、

本当に医学部受験がここまで加熱している時代もなかなかないと思います。

私の受験の時なんて、医学部受験をする学生はやはり少なく、一般家庭で医学部に行こうっていう学生は

やはり少なかったですかね。私の知人に、畑をすべて売って私立医学部に行った学生がいるのですが、

もうそれだけで非難轟轟。

でも、すごいのは医者になってその土地をすべて買い戻したっていう逸話があるほど、

医学部って魅力的である、金が稼げる仕事って思う人も少なくないし、それが認知されてきましたよね。

さあそんな医学部受験なのですが、年々下火になって、また少し状況が変わってきております。

しかし、状況が変わったと言ってもまだまだある程度勉強してもらわないと合格にはたどり着かないわけでして、

毎年迷える子羊たちが予備校界隈をうろうろするわけですよね。

その時によく学生に言われるのが、「英語がそろわない」、「数学ができない」、「理科が終わらなかった」

国立受験と天秤をかける場合なら「社会・国語まで手が回らない」ってこと…こんな話はほぼ日常茶飯事ですが、

それでも現役で通る学生は通るわけですよね。現役で受かる学生とそうでない学生、一体何が違うのか?

もちろんいろいろ違うのですが、医学部受験で現役でケリがつく学生の多くは、

「苦手科目は1つになっていること」と、

「それなりのサクセスストーリーが出来上がっている」状況にあることです。

そう、今回はこの後者の方について、英語の観点でザックリ話します。

さて、医学部受験と旧帝上位合格者の多くが英語について共通しているのは、

「高校1年時にだいたい文法が終わっているor

ちゃんと習得されている、

高2に入るあたりから英単語・熟語の勉強を始め、

高3から本当の英語の勉強が始まる」
って

ぐらいのことができているわけですよね。

まあこれができないのであれば、正直60%ぐらいの確率で落ちることが確定すると思っていいです。

でも、英語が苦手なのに合格する人っているじゃねーかって思う人も少なくないと思うのですが、

そういう英語弱者は、それをまかなえる他教科強者なんですよね

そう、もう一つ別の、

「英語はダメだけど、数学や理科が神がかっているから大丈夫」


というストーリーを持っているわけで、そういう人はやはり受かります。

(ただ、英語の配点が高かったり、数学よりスコアが壊れにくいので、できないと合格圏からは容易に外れます)

これは受験の範囲で話していますが、

要は早い段階でどれだけ自分は英語学習が苦手で時間がかかるかもしれないかを逆算し、

どれだけ得意科目を上げられるかの逆算を、ある程度しなきゃいけないんですよね。


それが中学生から始められて、それなりに予定通りor前倒し気味でやっている人は

まあおおむねうまくいっています。

そして、こういうプランニングは結構私立のお母様やお父様はイメージがわいており、

結構早い段階で手を打つのですが、どういうわけか英語は失敗します

名古屋圏は特にそれを目にするのですが、まあ数学が強くなりすぎていること、

そして一番は文法事項に目が行き過ぎており、

単語を覚える計算を漢字と同じペースでやればたぶん大丈夫的に思っている人もいたり、

まあなめてかかっている人が多いのが原因なのでしょうかね。

大半が中学校で中途半端にして潰れるか、

中学校まではそれなりにうまくやっていたが、高校1年生の単語で潰れるか、

ペースに乗り切れずに高校生活の英語で潰れるかのどれかに当てはまります。

そう、手をある程度出しているにもかかわらずうまくいっていないパターンが多いわけですが、

その多くはこのことに気づいていないんですよね………。

「英語の成績は必ず上がるときと下がるときが顕著にあること」

そうなんです、英語って所詮言語なので、ある程度語彙が入っていないと成長が止まるのです。

だから、よく先取りをして授業についていければ安心的な方が結構多いのですが、

多くの塾や予備校では、「単語は自分でやるしかない!」って学生任せになっているんですよね。

(多くの先生もそこは舐めきるんですよ、特に中学生相手だと。)

そこで少し授業の種明かしをしますが、

中1から中3ぐらいで指導するガチでやる人たちには

(中学校で習う内容とちゃんと関連付けて、「派生」という形にします)

とにかく学校のことは「復習の場」、私の授業は「予習の場・実践の場」とすみわけをして、

中1~中2までの期間で大学受験手前の話+難問演習をこなし、

中3ぐらいには大学受験で習う内容を平気で話すのですが、中3のときには

一気に文法の内容をスローペースにして、英検等を用いて語彙の強化に1年使う気でやります


これが前倒しできればできるほどいいのですが、早い人で中2の夏あたりから文法のスピードを落として、

長文読解の訓練として1日5題ぐらい英文を読んだり、文法の復習・新しい事項をしたりちんたらします。

(これで3年で5名の中2~中3時準1級合格取得を出しました。また一人はスピーチコンテスト準優勝。)

(そして、これで80%ぐらいは英検2級を中学時に取得して、単語蓄積期を迎えます。)

この「ちんたら期間」が、実は成績が実質的に一度落ちる時期になるのです。

つまり、中3で一度できないぞ!ってことを味わってもらい、教えた知識を駆使して、

とにかく読ませることと単語を覚えさせる作業をします。


中3時に単語を詰めさせる+復習期にするのは実は非常に学校のテストとの相関関係がよく、

応用事項も多く出す学校もあるのですが、ほぼ適当にやっていても平均点はもちろんのこと

上位者のスコアが取れるし、謎の行事事項や冬は休みも増えるので、

とにかく読み込めるし、1月・6月の英検合格者ついては乱発できますwww(言葉が下品ww)

ただ、そこから抜け出せずに潰れるパターンもまれにあるので、観察はし続けなければなりませんが、

まあ仮に覚えることが遅い学生でも2~3年もやっていればまあ覚えますし、

覚えなかったらさすがに私自身にも問題があるなとwwなって、なにかすると思います。


というわけで、とにかく中学生のうちに現実を知ってもらって、

センター・共通テストレベルなんて「ヨーロッパの中2ぐらいの英語である!」っていう感覚にして、

大学受験では他の科目のバランスと、英語の惰性化(日常化)を目指していくようにしてます。

「成績が落ちる」というのは、本当に力をなくすというわけではなくて、

「顕著に成績が伸びる感じがしなくなる!!」っていう印象だと思ってください。

ただ、中3の成績不良ぎみなんてかわいいもので、高2の成績不良は相当努力をしてもらわないといけませんし、

単語暗記系が高3の時に詰め込まれたら、まあ行ける学校にも行けなくなる場合も少なくないので…。

成績がどこかで意図的に停滞することを知り、

「成績をどこで落とすか(単語暗記による低空飛行)」をよく考えてください

そして、知識があったうえで最後のたたき上げをするのは正直簡単なので、

ぜひストーリーがちゃんとある勉強生活を送ってください。
cancan
Posted bycancan