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まだまだ医学部再受験生は多いように思いますが…

さて、先日、受験生の時に医学部を断念して、他学部へ行った学生から連絡があり、

「実はこのコロナの状況を利用して大学院進学への勉強をしているのだが、どうしても気が進まない。

これは実は医学部受験に原因があるのではないかと思っている」という話をいただきました。

この学生、現役時代に教えていた学生で、医学部ではないのですが結構いい大学に進学した学生で、

現役でかなりいいところに受かったということで現役進学した学生なのですが、

(最近うるさいので一応言っておきますが、この言及は本人にOKをいただいております)

やはり医学部受験の未練は少しだけあったようで、大学を卒業したら受験してみようかな?っていう相談が

私のところにありました。


再受験は正直申し上げて、薦めることにおいては消極的でして…。

と言いますのは、昨今多浪は不正に成績操作されていることが様々な大学で露呈されたりで、

多浪不利・再受験生敬遠がちということが分かった以上、なかなか「頑張れ!」って薦められなくなりました。

あとは、再受験生の多くは勉強が続きません……私のもとにも2~3年前に結構再受験生が来ましたが、

まあ全員数か月でドロップアウト……医学部受験はきついのはもう周知の事実になってきたのに、

しかもコロナ禍で医療現場はかなり地獄と化しているわけで、よほどの覚悟が必要なわけですよ。

(指導生の親御様をみていると、表情をみているだけできつそうで…

風貌がかなり変わった方もおります。大変な証拠。本当にありがたい限りです)

まだまだ安易な思考で医師になろうという、学生や親御様は少なくありません。

医学部受験予備校でも多浪はおりますが、すげー頑張っている学生もおりますが、

昨年の延長で遊びに来ているのと勘違いしている学生や、いろんな理由がありますが休みがちになってしまう方も

正直おおいです。そんなことを見ている以上、私は無責任に「いや、やるべきだ!」っていうほど軽い人間ではないです。

(講師や塾の中には、「志を潰すようなことを言うな」と言う方々もいますが、

結構本当にきついですよ…入るだけで大変で、また出るまでに6年あって、インターンで3年ぐらいあるわけで、

それをちゃんと意識して、覚悟して勉強する忍耐ってありますかね?ってわかったうえで進路指導したり、

そこに大きなメリットが学生にちゃんとあるかを示すor学生に確認をとって話をしてるんですかね。

舐めんなと思いますよ。うちの学生たち見たら、ヒキますよ、マジで。

歴代の学生とか含めても、ガチでやってるもん。)


とはいえ、この学生はよっぽど悔しかったのでしょうね、地味にすでに準備し始めてみて

「結構ガチなんです」という話をいただき、今年の冬に合わせて院試も含めて全部準備しているから

アドバイスをくれとの話でしたが、まあそこまで覚悟してやることやっているのであれば、

もう文句はありません。言ったことは「まあじゃあ全力でやってみて、受かった後に決めればいいんじゃない!」

っていう半分本気、半分真剣みを欠く答え。でも、このふんわり解答が一番本人にはいいのかなって思いました。

もちろんデメリット多めに話をしたうえで、こう言っているわけですが、

まあ当事者が「思い込んでしまったら」、もう他者は止まらないんですよね。だから、こっちも止められないことの方が多い。

だから、止めるんじゃなくて、「デメリット」をがっつりいうわけですが、それでも若い人の勢いと思い込みはすごいことがあり、

その若者が持つ熱意の方が上回っていたら、もうこれは仕方がない。

あとは実力とお金と運次第なわけですよね。それが全部そろって、熱意で結果をいただいたのであれば、

それはもう宿命だと思って、医師への仕事を全うすればいいです。

今回の学生にはそれが全部備わっていたので、

「もうやれやれ、そこまで覚悟していて、大学院も受けるならだれも文句は言わないだろう。

退路をそれなりに考えているお前はまとも。大人になったな。準備次第では受かるかもね。」

と最終的には祝福気味。頑張ってもらいたいと思います。


というわけで、医学部再受験は結局その人次第だし、結構実力が問われるのでダメなら

試験は通らないし、仮に万が一長年通ったとしても、これからの時代どの分野も

「その人に親身になって仕事ができる+実力が本当にある+経営力がある」医師

(これは予備校講師も一緒でして、実力があるだけではどうにもならないのがよくわかりますので、

半分こういうことで自分への戒めだと思って言っております)

でなければ淘汰されるでしょうから、本気でやりたければやればいいのではないかなと思っています。

ただ、これは本当に見ていて思うことですが、

「自分からやる!」って言えない人、言ったそばから行動に移せない人は例外なくやはり1年では終わりません。

あと、自己肯定するためだけに「未来ある人なんだから…」っていう言葉に甘える人に

厳しいですが、自分が思っている未来はあまり来ません。

来るかもしれませんが、それは遅くなるでしょうね。

とにかく、再受験で合格できる、もしくは心機一転で資格試験に受かる人の多くは

自分の今ある義務を果たしつつも、目標を掲げて行動に移せる人。

もしくは、一切の煩わしいものを捨てて、目標に一点集中できる人

のどちらか。(後者は今あまりいない…)

やるならよほどの覚悟をもってください。覚悟と努力があるなら、大いに応援致します!

(今年は1人だけ社会人を指導しているし。頑張ってほしいと思えるほど、課題をよくやってくる!)

自分の未来を明るくしたい!と思う以上のモチベってあるのでしょうか。

受験なんて終われば、医学部に入れば、また大きな世界の始まりなわけでして、わくわくしかしないはず。

こうやって厳しめなことを言っていると、ストイックとよく言われますが

優れた医師や献身な医師を見ていると本当にこれぐらいじゃなきゃダメだな思うので、

引き続きこのスタンスで頑張っていきます。
cancan
Posted bycancan