今年も中1の学生を数名指導しております。
昨年は中1を鍛えぬこうと思い、私も張り切っていたのですが、
まさかの残留者ゼロという悲しい結末を迎え、あまりに厳しくしすぎたなと…。
一方で「医学部行く・旧帝行く気で勉強すると言っているのに、
英語を先取りしてリードせずして余裕の現役合格、あわよくば東大・京大を狙いたくないのかな?」
と思っておりましたが、やはり目標が大きすぎましたかね…。
ただ、今年は志は高く、英語の必要性に気づいてくれている学生がいたり、
少しリードしている学生が集まったのもあり、中1ながら無事6月には全員英検4~3級受験というスタートが切れそうです。
そんな中の1人の中学生は、小学生時に少しだけ英語のことをやっているということで、
今回はスペル訓練や音の基礎の基礎の訓練はそれほどせずに済んだり、
品詞の話がすっと入ってくれる学生がきたのもあり、スムーズに進み、今の時点で一般動詞の話をしております。
(4月の時点で中2の話をする気満々です。それぐらい早く鍛えぬきます。
というか、ちんたらやっている方が身につかない。
それぐらい早い段階で反復して叩き込まないと、言語は身につかないんですよ。)
こういう中1の指導で思うのは、
やはり英語は文法をゴリゴリにやらなくてもいいから、
単語や音やスペリングに関する指導を小学生の時点ではある程度触れてほしいなということ。
しかもフレーズレベルで覚えるぐらい。
小学校に英語の授業が導入されましたが、それが生きている学生って正直少ないです…。
結局ゼロスタートで中学校を迎えることが多く、英検を3~準2級を持っている学生でも、
全然基礎がなってないことが多く、大半は中1~中2のあたりではやり直しになりますかね。
大学受験において、リスニングが比率を大きくしてきている今、
できたら小学生の時点である程度基礎を詰めてきてくれると嬉しいところですが、
それは学生や親御様というよりは、小学校の先生に期待したいところですね。
医学部を受ける学生、もしくは中学の時点で医学部を本気で考えている学生さんたち。
医学部に本気で行きたいのであれば、英語を武器にしてください。
英語ができなかったら、医学部受験のスタートラインにも立てません。
というか、受験が始まりませんので、英語は苦手科目にしすぎないでください。
そして、そのために中学生の時点からちまちまやってください。
かつて、「英語ができなくても、数学で医学部受験は勝ちますから!」と啖呵を切った
親御様をたくさんみてきましたが、みんな医学部受験で失敗しております。
(もしくは、志望とは程遠い大学にしか受からなかったパターンしかない。)
例外ありません。数学や理科は大事ですが、それよりも受験資格を得るための
最低限度の英語力と言語能力です。めちゃくちゃできるようにならなくてもいいかもしれませんが、
早い段階から積み重ねないとできるようにならない科目ですので、
どうかしっかり授業プランを練って中学生活を迎えてください。