先日、ある医学部の正規合格の吉報をいただきました。
これは私が直接教えた学生ではなく、1度だけ「こうやって頑張れよ!」って話しただけの学生だったのですが、
多浪に突っ込むかいなかの瀬戸際だったのですが、見事正規合格をとってきたとのことでした。
これを聞いて、本当に本当に私はうれしくて、仕事をそっちのけですぐに返信してしまったわけですが、
なぜこんなに関わっていない学生に私が盛り上がっているのでしょうか??
それはですね、その学生が死ぬ気で勉強していることを知っていたからというのと、
うおおおおぉぉぉ、名古屋にいたら指導したかったなぁという若干嫉妬の表れからですwww
やはりですね、人生をかけた戦いを本気でしている人は素敵なんですよね。
医学部受験の場合、将棋の奨励会に似ている部分がありまして
お医者様の家計にとっては「医者しかない」・「医者のことしか見せてこなかった」
学生の中にも「医者しか見たことがないからそれ以外の職業が思いつかない」という話を
よく耳にして、正直よく理由がわからないみたいな学生には結構出くわします。
中には「何年も続けていれば多分医者になる日は僕には(私には)あるんだ」と思って、
舐めた感じで勉強していない学生も多々いますが、
なかなか不器用というか、頑張っているのに結果がうまく出せないという学生も地味におります。
傍から見て、「うーむ、それは頑張っているかもしれないが全力か??」と思うこともしばしばですが、
結構それなりに「私には医者しかない!」と頑張る学生は結構目にします。(特に男の子!)
その今回連絡いただいた学生も、今回はいろいろあってとにかく本気だったと思います。
本当に努力している人って、なりふり構わなくなって、勉強の話しかしなくなったり、
普通の人とはやはり言動や行動が変わってくるものです。
彼に1年出くわしていないですが、きっとそういう昨年までの甘さを消して死ぬほど頑張ったんだと思います。
そして、そういうことをしていると、微妙ながらも成績も変わってきます。
ガンと伸びなくたっていい。でも、いつもと上がり方がなんか違って、
「あれ?今年はいけるんじゃね?」って思うようになるんですよね。
悔しさがあって、「絶対に受かってやるぞ」という学生って学生は口で語るよりも、
結果でものをいう方を優先するので、やはり結果に出てくる学生は多いですね。
そして、そういう意志が見えて「今年こそは!」みたいに一回固めた場合、
変化が出てくるのはやはり男子学生に多いなと。本当によかったです、おめでとうございます。
浪人って本来はつらいもので、本来はやりたくないんですよ。
でも、日本は学歴至上主義が弱まってきたとはいえまだまだが横行するわけで、
優遇も出た大学によって違うという社会的風潮も残っており、
それなりに満足のいかない大学に行くとなる場合、やはり浪人を考える方はいます。
もしくは仮面浪人をする形をとる人もいます。でも、やはりTwitterとか見ていても、
ぬるーい勉強垢が多いし、Twitterには最頂点にいる学生のキラキラアカウントか、
とりあえずそれを見てモチベをあげる学生が少数、あとはうーむ・勉強してるんか?みたいな方ばかり。
満足に勉強していないなと思える人も少なくなく、
浪人してでも頑張ってる自分かっこよさげ+生きていますをライブ中継して、
その報告をむしろ楽しんでいる学生が本当に多いなと。
それではダメです…
そんなのを気にしないぐらいに一心不乱にならなければ、
(もちろん情報をもらうときにはTwitterとかは使えるからやめろとは言わないけど)
まあ自分が合格したいところには受からないです。
浪人は一度失敗しているわけで、合格するために必要な力が時間内に手に入れられなかったわけですから、
時間が足りなかったことがわかっているにもかかわらず、自分の精神的な満足や安寧を優先していてはいけません。
有益な情報によって時短ができることもすべてですが、やってみて時短できたということや
有益だと「思っていた」情報が実は全然自分には無益だったなんてことだって十分あり得るし、
有益でなかったことに気づかずに間違っていた方法に固執してしまったなんてことも多々あるわけで、
ある程度情報を手に入れたらとにかくあとは勉強or
信頼できる先生を探してとにかく勉強。
これに尽きます。
過去に私の教え子なんて思っていませんが、
残念ながら一時期そうであった学生が、このブログを読み続けて、あら捜しをしたりして、
1年間気にしながら学習生活をして、見事に自分の勉強を一切できずに終わったという大バカ者もいます。
そんな暇があったら1つでも英単語を覚えてほしいものです。
そして、今これを読んでいる方もそうです。1日1回確認するぐらいにして、
勉強するなり・仕事をするなり、自分のことをやはり優先するべきです。
今回結果が出た学生の多くはこういう一心不乱というかバーサク状態というか、
そういうトランス状態にはちゃんとなれたんだと思います。
僕はそういう努力ができる人には本当に配慮と敬意を払いたくなるし、
一緒に勉強したいとか、今後ともよろしくお願いしますと言いたくなります。
ぜひとも、名医を目指して頑張ってほしいと心からエールをお送りいたします。