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師は全能の神ではない

昨日から3連休でお休みをとっています。

この時期は私が授業で喝をいれないといけないようにも思いますが、

生徒自身が自立していかないといけない時期でもあるので、

ノルマ以外のことは結構自由にやらせています。

この自由さをいいと思う人、悪いと思う人はまちまちでしょうが、

個人的にはこの自由さが、本来の自立と勉強の精神を作り上げていくように思います。


こう思うようになったのもつい最近です。

私が学部生の時に英語を教えていたときはこんなに緩くはなく、

とにかくこの期日までにこれをやって、テストして、この課題をこなして……

と生徒に対してものすごい圧力をかけていました。

確かにこれをすると、力のある連中はものすごくできるようになり、

早稲田より上位の大学に入るのですが、

逆に才能をつぶしてしまうようにも思いました。

というのも、このやり方に困惑した生徒も少なからずいたわけで、

特にそういう生徒は真面目な生徒だったりします。

真面目な生徒はひたすらやってくれるだけで問題がないように思えますが、

決してそうではありません。

彼らは他科目の先生のいうこともちゃんと聞かなきゃいけなくて、

国立志望者のように科目数が多いと、師事しなければならない先生も多いし、

各科目に充てる時間配分を考えると、

実は私がやっていた超スパルタは、彼らにとって足枷になってしまうのです。

個人的に、英語と数学は受験の合否を決めるウェイトが重いと見てますが、

それでも、やはり負担をかけすぎてしまったように思い、反省する次第でした。

人間簡単にいろいろなことを受け入れられないんですよね。



しかし、良く考えてみると、こういったことは自分も経験していたと、

後になって気づきました。

テニスをしていたときに、

あるコーチ4人が一斉に私にアドバイスをしてくれたことがあり、

当時の素直な私はそれらをすべて受け入れようと思い、

自分がこれなら4人の言ったことを全部含めているだろうという打ち方をしたら、

また同じような注文を4人同時にしてきたのです。

つまり、ある人のやり方をすると、一人は納得いっても、

もう二人は納得いかないという感じで、矛盾が生じるのです。

私はこれをもう3回言われたところで、「あーーーー、無理」と

キレて、それをみていた監督に怒られて、

私は国体では使ってもらえませんでした。



これを気が短いと言われたら、何も言い返せませんが、

高校生や大学生ぐらいの年代でそれを素直に全部聞き入れられたら、

今頃私は何かの教祖にでもなって、世界を支配しています。


こうやってみると、みんな他人に対して何かを言いたい、

「言いたがり」なんだと思えてきます。(私も含めて…)

でも、私はそれを全部聞いてくれなくてもいいと思っています。

もしこれを全部聞き入れたら、それは洗脳です。

私は教祖で、生徒は信者。それでもいいのかもしれませんが(特に小中生)、

やはりそれは高校生や大学生にとってはどこか不自由で、可哀そうです。


そこで、我々はどこかで取捨選択をしていかないといけないわけです。

自分にあったやり方に最も近いやり方や、自分のポリシーに合った先生に

師事すればよくて、他のいうことはすべて聞かざる状態にしてしまえばいいのです。

人間が情報を受け止められる容量は、人によって違うかもしれませんが、

たかが知れています。

10人いて10人が満足するやり方を見つけるのは、

おそらく全教科の先生が理想に思うやり方であり、

それを模索するのは無理だと思った方が、利口です。

(結果が出せてしまえば、師というのは何でもよいと思う部分があります(笑))

つまり、師は全能の神ではないということをわかっていただきたい。

(まれに大学とかにはいる……)


それを追い求めるよりも、

自分に合った先生のエッセンスを使って、自己流にアレンジすることが重要で、

それをすることで、自分にとって無駄だと思う行程を削いで、

効率のよりルーティンを作り上げることができるのです。


真面目にものごとをやれる人ほど、こういった力を欠いていたりします。

くそまじめにできるのは才能ですが、臨機応変力も実は必要で、

真面目な人には、ユーモアがあるけど、沈着冷静に物事を見ている先生が

一番合っているのではないでしょうかね。

真面目な生徒であれば、師に言われなくても、不安が故に勉強しますもんね。

どこか雁字搦めになっている人、

この時期は自分の力の方が大きく試されるわけで、

師のいうことばかり聞いてはいられません。

師のいう本質に気づいてください。

そして、限界までやっていても無理なときは、

師に対して「無理」という勇気も必要で、

そういうときはまた師はやり方を考えてくれるはずです。


というよりも、師は生徒のそういった悲鳴に耳を傾けなければなりません。

それにいち早く気づける師は、やはり超一流。

そうなりたいものです。


不安にならないで、もう巣立ちの準備をしましょうね。

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cancan
Posted bycancan

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