先ほど予備校に行ってきましたが、なかなか厳しい戦いになっております。
ここ1~2年で、医学部受験熱が少し下火になったかなという印象だったのですが、
それでも今年は厳しいなという印象にかわりました。
要はセンターの状況次第で変わるんですよね…
例年のことなのですが、それでもそうであることを学生の戦況を見て感じるとへこみます。
どんな状況であっても勝ち抜ける実力をつけたいですねというのを、ある数学の先生と話していました。
一方、来年の受験生になりつつある高2生や意識が高い高1生も、
この戦況をおののいて勉強し始めているわけですが、
その中でやはり大事になってくるのが自分のノートを見直す・
やってきた知識をまとめる時間を作るですね。
今年の敗因(はたから見るとそこまで負けてはないけどね)ではないかと思っている内容の1つは、
やはり1つのことをテストしまくってあげられなかったことですねかね。
やってないわけではないのですが、少しなあなあにしてしまった部分は否定できないかもですね。
もっと生徒が嫌がっても、基礎のことを重視させつつ、長文読解を並行させるべきでしたね。
まあこれは1つの信頼でもあったのですが、学生に任せすぎるもやはりだめだなと。
そして、もう一つは完全に分量不足ですね。
とにかく、長文を400本ぐらい読みぬいた学生は少なかったですね。
医学部受験の学生たちだけに限れば、多分1名もいなかったのではないか??
って思うほど今年は長文読解のプリントを刷りませんでしたね…。
まあ英語以上にほかの科目に追われている学生だったり、ガツガツやってやろうみたいな学生は
正直少なかったかもしれません。勘がよく、便宜を図ってこなせるは時に武器になるのですが、
分量をこなせて磨きがかかってこそその力が発揮されるということは
今後の現役生は覚えておいてほしいなと思います。
ただ、気づいている学生は気づいており、先日指導していた高1生が
「先生と中文読解を一緒にやっていると、私はベースになる英文の骨格がぱっと出ないだけではなく、
知識の幅も単語のとらえ方の深さも全然違うので、自分の復習不足がよくわかります。
やったことがあるはずなのにすぐに知識として出てこないのは、自分の復習がまだまだ
ノートに頼りすぎており、実際に使うためにはノートで確認してやっと気づくっていう低いレベルに
私はとどまっているからだってのがよくわかる。でも、ノートや蓄積したものを積み重ねる努力をしなきゃ
先生みたいにはならないので、もっとちゃんと復習します」
こう言うのは、ちゃんと復習ができていると私自身が見なしている学生ですが、
それでも「先を見据えて」準備しているなという感想しかありません。よく気づいています。
このレベルまで分析できる学生をもっともっと作りたいなと。