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勉強の間の間食についての賛否

「食べ物を食べながら勉強するのはやめなさい!」

これは、日本でものすごく通用する注意だと思います。

しかし、私にはあまり通用しません。

私の授業では、

基本的に飲み物とちょっとした食べもの(リンゴとかちっちゃいチョコとか)とかは

OKにしています。

「えー」という声をきくと思います。

そして、私も容赦なく水を飲みながら授業をしますが、

のどが乾いたら、それが気になって勉強の能率は下がるものでしょう。

「我慢すればよい」というのは、一種の苦行のようなもので、

なんでも我慢すればよいのではありません。(テストのときはさすがにダメですよ)


なんで私はこんなルーズ考えになってしまったのか。


答えはスウェーデンにありました。

私がある政治哲学の授業を受けていた時のことです。

私が当時かわいいなーって思っていたスコットランド人が

いつもよりも少々授業を遅れて教室に入ってきて、

申し訳なさそうに後ろに行くかと思いきや、先生がいる一番前の席に座り、

ノートとテキストを出して、勉強体制をつくりだしていたのです。

ここまではいいのですよ、ここまでは。普通ですよね。

そして、彼女が出した次のアイテムに私はカルチャー・ショックでした。

彼女はカバンから青りんごを出して、

何と先生が説明している間に、左手にリンゴを持ってかじりつくのです。

皮なんて剥いていませんよ、かじりついているんですよ(笑)

私は「えー、さすがに先生キレるでしょー」って思ってたら、

先生はまったくそのことに気にせず淡々と授業をしていました。


そして、さらに驚いたのは、後ろの席では

バングラデシュ人がカバンから何かが入ったタッパーを出してきたのです。

その中身は、強烈。

スパイシー・バングラデシュカレーです。

しかも、その人は女性。ぐおーー、

「それはさすがにキレるでしょう?」と思いきや、

やはり先生は淡々と授業をしていました。

しかし、彼女の周りにいた生徒は、「臭い」とキレていました。

とはいえ、その先生がものすごく寛容なのかわかりませんが、

食べ物一つで叱責したというのはスウェーデンでは一度もありませんでした。


また、私の師匠も授業中コーラを飲んでたりしてました。

そして、私たちにも「飲みながら授業してもいいからね~♪」と

促してくれました。


名大の大学院でも、コーヒーを飲みながら資本主義を語っていたし、

授業中窓を開けて、たばこは吸う人はいるし…。

もはや大学は何でもありでした(笑)

こういった経験をすると、いかにも自分が真面目でバカをみているように思うわけで、

普遍的な感覚もますます麻痺してきてしまい、

何が正しいのかわからなくなってしまいます。


そこで、私は「この類なことで叱責することは必要ない」という答えに行き着き、

受験生にも、ドリンクは解禁にしました。


実は失敗したこともあります。

中学生に「暑いから飲みながらやってもいいですよ」と言ったら、

結局ドリンクを消費することに気がいってしまい、

勉強にならず、私が大激怒してしまいました。

半分私が悪いのは自覚しているのですが、

それでもあんなに勉強しなくなるとは思いませんでした。

なぜ、こんな醜態が起こってしまったのか……。

それは、


日本の清涼飲料水が世界と比べても魅力的だからです(笑)


もうそれしか答えがみつかりません。



それ以来、物事にある程度分別を持って行動している人にしか、

ドリンク解禁を促しませんが、

頭ごなしに「ドリンク解禁」はやはり厳しい。

「食べ物解禁」はレベルがあるし、禁止した方が良い場合のが多いのでいいですが、

勉強する上で、ある程度のフランクさはあってもいいと思っています。

本来あるはずの暗黙のルールを互いに確認し合って、

その範疇でフランクになれば本来問題にはならないのです。

スウェーデンはそれができており、考えがとても柔軟だなと思います。

一方、日本やアメリカはは何でもかんでも法規制で、

結構がんじがらめです。

まだアメリカみたいに法律で「こうです」っていうのが明確で、

警察もしっかり動くからいいにしても、

日本はどちらも曖昧。つまり、考えが柔軟なんだか、

ピリってしているのか、正直よくわかりません。


まあ、賛否両論ですので、

特に小中学生には快く制限を取っ払うことはできないですが、

高校生にもなれば、ある程度の分別をもって行動する責任も

感じさせなければならないので、

何かの規制緩和は、我々教師がうまく統制すれば、

生徒の負担も軽くなるのではないかと、ちょっと甘くみえますが、

思っています。


まあ、最強なのは、勉強にのめりこみすぎて、

飲み物に意識が行かなくなるぐらい集中するか、

その集中力による一連の行動の中に、

「飲み物を飲む」という動作が入りこんでしまうぐらいになってしまうことです。


ちなみに、私はいつの間にかコップに飲み物がなくなって、

それが自分の休憩時間の合図になっています。

そこまで、無意識に時間統制ができると、勉強も何かの活動も楽しいです。

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cancan
Posted bycancan

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