さて、先日藤田医科AO無事2勝しましたが、
思ったことが結構色々ありました。
その1つが模試の結果が本当に当てにならなかったことです。
とにかく英数の高偏差値をとっていた学生がうまくいかなかったのを見てきました。
偏差値75越えとかもいたわけですが、数学とのバランスも考えていないと
突破できなかったかもなというところ。
でも、そういう高偏差値でもダメだった一番の理由は
もしかしたら藤田の基準点の影響なのかもしれません。
マーク部分で点数を獲れなかったorそのことを知らなかったから、
記述の方で点数を獲ってしまって挽回すればいいor最低限の基準点でいいという
具合で点数を獲りに行ってしまった場合、
多分不合格の烙印を押されてしまったかもしれませんね。
「記述で点数を稼げる」と少し強気で模試っぽくいってしまうとやはりうまくいきませんね。
数字では測れない作戦も受験では必要、スコアを形式に関係なく万遍なく取れないとダメっていうのは
医者になるべき適性をいい塩梅でたずねているようにも思うので、個人的には刺激になりました。
まあ私自身も記述模試では偏差値75とってやっとできる部類と
数年前から言っているのですが本当にそういう雰囲気になってきましたね。
そう、偏差値70近辺なんて記述のドーピングでどうにでもできるし、
採点にもムラがあるので採点が甘くなれば、全然偏差値70レベルのスコアが出てくるわけですよ。
(こういう厳正にやっているはずの駿台や河合でさえイマイチなんですから、
ベネッセが共通試験で同じことをやっても、なんか微妙な結果が出るのではないかと…)
実際に今回受かった学生も一人はずば抜けていて結果を出していましたが、
もう一人はそれほど良い結果かというと、模試的にはそんなことはありません。
ただ、実力的には偏差値70の連中とそん色ないレベルで英文を理解していましたし、
記述がまとめられるというレベルにはいました。所詮は模試だなと。
模試に合わせて勉強するよりも、模試のスコアを気にするよりも、
とにかく読み込める・書ける・理解しているレベルをあげまくることを
今後引き続きやっていきたいなという総評です。
2次は18人のうち10名合格していたので、これは受験該当者的には少し有利になった試験でした。
1次を抜けることがとにかく大変でしたね。1次を抜けて2次でうまくいかなかった学生は
残念ながら一般入試に回ることになりますが、自信を持ってください。
筆記ではおそらく周りの人よりも少し上だという自覚をもっていて十分。
理科を極めて本番に臨めば、一般試験で大暴れできます。(理科が苦手な人は……言葉がみつからない…)
是非とも気を落とさずに行ってください。
そんなわけで、もう12月になりますね。早いですね。
そして、来週には愛知医科の推薦入試の結果があります。どうなることやら。
該当者はそわそわしているかと思いますが、何が起こるかわかりませんので
一般の準備をしながら待っていてくださいね。