【藤田保健衛生大学 一般入試英語の傾向】
第1問 文法問題 第2問 並び替え問題
第3問 中文読解(~600ワードで記号問題) 第4問 長文読解(~900ワードで記述)
第5問 英作文
【英語の問題を解いた上での講評・戦略】
昨年、藤田医科大学と名前も変わり、この医学部はイケイケな感じがにじみ出ており、今年の受験も学生に容赦なく本気を出してくることでしょう。形式としては、序盤で文法問題、中盤ではマークシート方式と記述方式の長文2題、そして英作文問題(4本)である。注意してほしいのは、第1問~第3問まででスコアがある基準を超えなければ採点してくれないこと。よって、マークシート方式の問題を後回しにはできないのに要注意。この問題を条件に沿って解くためには、80分の中でどのように時間配分を行うかが重要になってくる。
一番時間をかけなければならないのは第4問なのだが、第1~3問を完答or高得点することが必須なので、手を抜くことができない。そこで、長文読解全体で55分を提案する。第3問の長文はそれほど難易度が高いものではないので時間短縮はできるかもしれないので、できる限り20分以内で処理すること。そして記述問題を30分目安で処理し、完璧な答えを出すよりも、基本抜き出す気で問題を処理することを意識してほしい。
そして第1~2問(文法問題)を10分で処理できれば、英作文に20分ぐらい回すことができる。英作文は定型表現を思いつくことから道筋を作ること。昨年の英作文は結構難しかったので、ここでは大きく勝負しないで最低限のスコアをとると割り切れ!この時間配分で70%を目指してほしい。
日々の演習するのであれば、長文に重点を置きたい。マークシートの英文はそれほど難易度が高くないのでどの医学部の問題で練習してもよい。記述形式の問題は名大・名市大の過去問、短いものから練習したいのであれば三重大の問題が扱いやすい。藤田の入試問題は確実に名大・名市大を意識した形式なので、やっているだけで得るものがあるだろう。もしくは産業医科大学の入試問題も練習しやすいので手に取ってみるとよい。英作文は日ごろの問題集や市販の問題集で完璧に書ければ問題ないので、日々訓練すること。
【受験生へ雑感】
とにかく英語はものすごく難しいです。50%獲ればいいっていう感覚の学生や
戦略的な講師さんが多いと思いますが、そういう場合には「数学できますよね?」と
いうように数学でのなぶり殺しが待っております。英数が強くなければ藤田は入れませんので、
どちらか強くなっていてください。英語が得意な人は70%を目指してください。
マーク形式で満点狙いで、記述が半分以上できていたら70%はとれますが、
記述が難しいんですよね…。とにかく国立クラスのれんしゅうをして本番に臨んでください!