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医師ってどんな人になってもらいたいだろうかを考える。

先日、ラグビーってものを初めて真剣にテレビ観戦してみたのですが、面白かったです。

そして、熱い戦いをくり広げてくれて、見ていてサッカーばりに「時間よはやく来てくれーーーー!」って

スコットランド戦の最後の方をじっくり見ていました。

その試合のあとの福岡選手がインタビューでこう言っておられました。

「医者を目指して第二の夢を」

いやー、すごいバイタリティだなと。ラグビーJAPANのWカップ初ベスト8を取ると

やはり自信をつけて、次のことにも容易に向かえるよな、そして

たとえ医学部に行くための知識的なことが今なくても、きっとこの成功から行けちゃう方法や努力をし抜くだろうな

と思わせてくれるようなはつらつとしたインタビューで、

私は非常に彼の生き方に感銘を受けました。(例え、第二の人生を叶える途中だとしても)

こういう人が再受験をすると、社会が変わるかもしれない!とか、

医学の研究者よりもこういう生き生きとして動機がありそうな人に医者をやってもらいたいって思いますよね。


そんな一方で、先週、以前お世話になっていた非常勤講師をやっていた東京の大学に赴き、

医学部でも指導されている先生と一緒になり、ちょっとお話をしてきました。

すると、医学部でもなかなかトンデモ学生が多いようで、嘆いていました。

「あのね、なんであんなに英語ができない医学部生が多いの?

あれじゃ、論文読めないどころか、

新しい医療法発見・習得無理だし、法科大学院と同じようになるな。

普通よりも下のお医者さんが増えて、格差が生まれて、

でかい病院の先生がてんてこ舞いになるな…

英語ができねーってよりも全体的にスペック低めな学生が増えた……」

って話になって、医学部予備校で指導している私からすると、

「うーん、頑張っている奴もちらほらいるけど、やはりそうなのかー」って感じでした。

大学の関係者もそう言っていますが、

東海圏の高校の進路指導担当の先生も同じことを言っておられました。

やはり、今や猫も杓子も医学部受験で、「えっ?あなたが?」っていう受験生も正直ちらほらいます。

まあ目指すのは勝手だし、頑張る学生であれば別に誰が受けようと私は良いと思うのですが、

やはり最近は開業医の息子・娘の体たらくは正直うーむと思うことが多いですね。

福岡選手のインタビューのあとだとなおのことです。


ただ、やはり何もやったことがない・成功体験がない人だと

親御様のレールに乗せられて、医学部を目指してみようか、しかも取れたら結構安定するし…って

思うのは今の社会をみていると必然とは言わないまでも、思いたくもなりますよね。

また、今や病院を新規開業するのが難しくなっている今、

開業医の方々はご子息にお医者さんになってもらわないといけないという現実も

無きにしも非ずで、ますます医療業界にも波風が立ちつつあります。


それでもですね、いかなる状況であったとしても、私はお医者様になる方々には

それなりの素養と威厳等を兼ね備えていてほしいと思っています。

私が知っているお医者さんたちは本当に熱心に息子さん娘さんのことを考えて、

勉強生活につきっきりのお家が多く、基本12時から2時までお勉強して、

他の学生に負けじと中学生のときからお勉強している学生ばかりです。

一見くじけてそうで、親御さんの押し付けで勉強しているかと思いきや、

何気に「僕は地域医療やってみたいし、名古屋や親御さんに恩返しするのはありかな」とか、

「私も絶対に医者になって、色んな人の助けになりたい」といっており、

あ、わかって勉強してるのね…そして文句も言わないか、うん頑張って!って

私も結局引きつけられて、今の学生たちを指導しています。


何と言ってもお医者さんには、

「それなりに意志や希望(志望)を具体レベルで表現できる」人であってほしいですね。

そして、上に書かれたようになるまでは頑張るぞ!っていう

「何かが成就するまでは諦めずに探究し続ける」人であってほしいですね。

これは一見多浪がいいのか、多浪が当たり前だと言っているのかというと、それは違いますよ。

僕は、多浪について、はっきり言いますが反対派で、

3浪でケリがつかないなら基本的にやめた方がいいor一回違う世界を観るべきだとおもっている人間です。

へらへらして、ただ家庭教師を呼んで受動的にお勉強したり、

予備校に行って言われたとおりのことをだらだらやって多浪してしまったパターンは

さっさと社会に出て現実を見ろって思う側で、よほどの理由がない限り(金銭面や病気等)

3浪以上はよほどの覚悟がない場合しか指導しないことにしています。

(なぜ3浪かというと、4科目受験で1年一科目で仕上げることをもとにして

ちょっと優秀か努力するなら合格するだろう!って思うからです。)

「諦めずに探究する」とか「なるまであきらめない」って非常に難しいのですが、

お医者さんが諦めの早い人だったら、患者にしかなれない私は不信感しか抱きませんね。

だから、そういうマイナス思考や一途じゃないけど、ちゃんと取り組める人であるという意味で、

こういう人を連想しました。

そして、これは医者に入ってから身につければいいと思うのです、

「いろんなことが平均以上のクオリティで、多様なことができる」人であってほしいです。

やはりお医者さんはスペックが高くなきゃダメです。

私は医学部に仮面浪人で合格しましたが、この部分が多分欠けています。

これまでいろいろなお医者さんにお会いしましたが、

私が信頼できるお医者様はみなさんお話が上手で、一つ聴いたら5~10ぐらいは返ってくる感じで、

先回りできる人ばかりでした。私も先回りをする努力をしていますが、

まだまだ論理的に3~4つ先がいかなることにおいて

ぱって思いつくかというとそうではないことがしばしば。まだまだ修行不足です。

あとは、どの大学の先生もそろえて言うのは

「コミュ障気味な人をできるだけ排除したい!!」っていうことは良く耳にします。

栄養士の教授の方もそんなようなことを言っておりましたねー。

まあお医者様になるのは結構難しくて、お勉強ができるだけのお仕事ではありません。

私はなぜ受けたのかって言われたら、たまたま後期で書いただけで行く気はさらさらありませんでした。

(こう書くと医学部志望者に怒られてしまいそうですが……)

でも、お医者さんになるのであれば、高尚な志望はなくても打算でない

真っ当な気持ちでお勉強を取り組んでほしいと思います。
cancan
Posted bycancan