私がもっていた生徒さんは今日まで受験が終わっていませんでした。
というのは、医学部の補欠の繰り上げ合格を待っていたからです。
残念ながら結果はいいほうに転ばず、もう一年やらなくてはならなくなったわけで、
非常に悔しく思います。あと3つ順位が上だったら、受かっていたのに…。
生徒さんは今年も私についてきてくれるということで、
まず私は彼のモチベーションを元に戻すところから始めたいと思います。
「来年は国立医学部を受けて、大いに笑おう」と誓い合い、私も心機一転しようと思います。
ぜひとも頑張ってほしいと思います。
というわけで、私の受験戦争もピリオドを打ち、
やっと今年の総括ができます。
今年は国立の後期が思いのほか空いていたようで、一発逆転で国立にいった生徒が3人ほどでました。
センターのスコアからして絶対に無理だと思ったのですが、
今年のセンターが難しかったせいか、私立をさっさときめて後期まで受験を引っ張る生徒も少なく、
地方国立の後期の定員が若干空いたように思います。
そのおかげで国立行けた受験生のみなさん、おめでとうございます。
大学でしっかりお勉強してください!
センターが難しかったと言われるなかで、今年は私の生徒の中から英語の満点が出ました。
私としては初めてのことだったので、非常にうれしく思います。
英語でこけた生徒はいなかったのでなんとか私の役目は果たせたのではと、
少々プラス思考で考えています。
でも、これも生徒さんが私の課題をしっかりこなしてくれたからだと思っています。
私の力というよりも、彼らの地道の努力が受験に打ち勝ったと言ったほうが正しいと思います。
「師は生徒にこびりついていて、指導してはいけない」
これは半分間違っているようにもみえますが、半分は正しいと思っています。
ずっと師の前から離れて勉強できない生徒は、成績を伸ばすことができません。
私は毎年高3生には
「大抵の質問は夏休みまでにしてくださいね。
9月以降は質問する時間をたくさんとらないでくださいね。
時間の無駄ですから。たくさん問題を解く時間にあててください。」
といって、できるかぎり自立した学習生活を送らせています。
よく生徒の中に先生の助言を待ったり、答えを言うのを待つ人がいます。
これはあまりいい傾向ではありません。
もちろん困ったら助けるのは先生の仕事として当然なのですが、
毎回助けてあげてしまうと、いつになっても自分でできるようになりません。
今回晴れて難関大学の大学生になれた人々は、
夏に私をぼろぼろにするぐらい質問し、
9~12月までは週一質問があるかどうかで、あとは自主学習をしていました。
後で聞いてみると、結局最後はどれだけ解いたかという経験と、
3年間で培った知識整理に時間を費やしたようです。
夏は平均12時間はやっていたとの声を受験生全員から聞くと、
「当たり前だ」と思う反面、
よく努力したねと内心思ってしまいます。
時間ではないかもしれませんが、時間を費やすことで勉強の質は上がっていくものです。
勉強できるようになりたければ、まずは勉強の量を増やすのが手っ取り早いと思います。
Quantity sometimes surpasses quality.「量は時として、質を凌駕する。」
そんなもんだと思います。
ありがとう、今年の受験生。
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