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多読で●●本の長文を読めとは、受験を考えたら素直に言えない。

アンダース・エリクソンやダニエル・レビタンと言われるエリート科学者がよく言うことですが、

プロフェッショナルの世界で1流であるのであれば、

最低1万時間は一つのことに没頭して練習していなければその領域にたどり着かない。

とよく言われますが、そう、一つのものを極めるというのは、相当ストイックな世界で、

世界レベルとなれば、元々の素養もある程度求められる。



こういう話を聞いたり読んだりしていると、

受験英語の世界はそれほど難しいことを要求してないよなって思います。

だって、別に英語のプロフェッショナルとか通訳じゃなくても

点数がそれなりに獲れればいいんですもの。

(でも、もちろんその学生にしたら大変な話なんですよね。)

でもですね、もっとシンプルな考え方をしたらいいなって思うことはたくさんあるんですよね。

例えば、英単語を覚えずに英文だけ読みまくるという作業をしたがる人。

もちろんそれは悪いことではないのですが、それをするのであれば、

正直小学校の時点でやっていてほしいものです。

その中で力を成熟させればいいわけですが、もし受験生活6年の中でできるようにするのであれば、

どうして国語の漢字書き取りをせずに始めちゃうんでしょうかね。

英文の中で語彙を覚えるってのはかなりレベルが高い話で労力がかかる話なわけで、

単語がある程度入っていない人がどうして容易にできるのか不思議に思います。

否、無理なんですよ。


多読を提唱している人でさえも、簡単なものから読み始めて、同じレベルの物を読んで

反芻しつつ「覚える作業」をして成熟させるわけで、ちゃんとやったら時間がかかるわけですよ。

多読はいいことですが、即効性はないし、自分の読解力と記憶力に委ねられる部分が強すぎる

(多読自体は批判しません。ある程度力が出来上がったらやるべき!)

だから、受験という6年の短期間でそれなりのオ東大とか京大などを始め

論文レベルのものやニュースレベルの英文を読み越えていくためには

「暗記すること」が不可欠なんですよね。

よく1日10題英文読むぞ!といきがる受験生なり、英語学習者って結構いるんですけど、

垂れ流ししても結局「読んだ」っていう自己満足なんですよ、得られるのは。

そして、中途半端に頭がいい人ほど「自分の国語力で読めました!」ってだけなのに、

ちゃんと理解していないこと、そして英語を書くとか要点をもって理解するとかって

細かいことを気にしないまま終えてしまうから、大人になって学習しても

大きな成果を得られないんですよね。

そう、覚えることを軽視して、多読で満足だけを買っているだけで、

自分から英語ができることからかけ離れていっているわけですよね…。



大学受験って熱心に考えている人であれば、6年間って思っている人もいるかもしれません。

そうすると、52560時間あるんですかね。でも、寝る時間と身支度やご飯を考えると、

1日の勉強活動の時間は12時間と考えれば、26280時間

それを5教科で割れば、1科目に充てる時間なんて5000時間ちょっとしかありません。

しかも、英語は中学生から0スタートっていう学生も多いわけで……

プロレベルに到達する(まあnon-nativeがnativeばりに英語ができるようになることは

プロになることぐらい大変だろう)ためには、出だしで話したことを照らし合わせて言えば

やはり1万時間欲しい。でも、それは先ほどの計算からしたら賄えない。

しかも、1万時間を超えるためには1日4~5時間はこなしてほしい計算です。

そして、さらに5科目やるわけですよ……まあ理屈で考えてたら無理なんですよ。

寝る時間とか削らないと、理詰め的に考えても無理っすよね。

頭がいい人であればできちゃうんでしょうが、残念ながら私とかみたいな

あほだとまあ無理なんですよね……理屈こねてやっているとね…。


でも、どうですか、大半の方が多分、申し訳ないのですがめちゃくちゃ優秀ってわけではないんですよね。

(多分、インテリと思われている人ほど、自分が愚かだと自覚して、

無茶苦茶勉強したり、時間を工面して頑張っていると思うんですよね。)

受験を考えて生きていたら多読なんて悠長にできないんです。

0スタートで切羽詰ったタイムトライアルの中で生かされているわけですから、

暗記することを高速に、そして前倒し的にやっていかないと

受験での結果はまあ出ないわけです。


なので、暗記からは離れられないので、受験生はせめて夏休み期間という

自由を与えられている期間は覚えることに専心してください。
cancan
Posted bycancan