さて、今年は指導する学生の数はだいぶ少なくなってきましたが、
それでも授業はなかなか減りません。(減りすぎても困るので、手はあまり抜いていません。)
昨年・一昨年と医学部志望者がとにかく多く、
しかも基本的に旧帝クラスの授業ばかりでハイレベルすぎたので、正直疲れました。
今年も東大・京大クラスの学生や、早慶を本気で狙おうという学生もいますが、
ここ数年で培った教材作成や卒業生の手伝いもあり、手間と予習量は半分ぐらいで済み、
今年は少し気が楽です。
しかし、一方で基礎事項を身につけることに重点を置いた授業が増え、
今年は難しい問題を解くことよりも、英語が苦手な学習者用の教材が膨大に出来上がったり、
単語をどうやって覚えさせようか…そして、中学生で力が出来上がった学生には
どうやって力を維持させようか…っていう、昨年とは少し違った状況です。
でも、講師をしていていつも頭を悩ませるのは、
どうやって復習を定着させて、効率よく覚えさせるのかということ。
どんなに優秀な学生でも、学校の課題や他の科目の課題が多すぎると
思っている以上に実力がつかなかったり、授業内容を大幅に先取りをしても
すぐ忘れてしまうこともあり、正直こちらの思惑通りにいかないことがあります。
というか、そのパターンが多い。
実は最近は中学生を指導することが増えたのですが、
英語力としては課題の負担が小さい公立中学の学生の方が
突き抜けて英語ができるパターンがちらほら出てきました。
先日もお話に出しましたが、英語0スタートで1年本気で勉強したら
英検準一級合格できるのではないか?というところに至って、
英検2級はすでに取得済み。しかも、嬉しいことに、
「私の本を読んで単語を覚えた」と言って、単語を覚えて1年で単語帳を2冊潰したという強者への変貌。
これには恐れ入りました…本当にヤバい…昔の私の狂気的な勉強スタイルに近いものがあり、
昔の自分が中1中2でやりたかったことを見事にやってくれています。
(もちろん彼女の方が私よりも100倍スペックが高いですが……)
こういう姿を見ると、「是非ともこの先突き抜けてほしい」と
自分の夢を彼女に託しているような気分になります。私も人に希望を託すなんて歳をとりましたねww
しかし、私が言いたいのはそんな老人みたいな視点ではなくて、
公立の学生ってよく中高一貫の学生よりも劣るように話されることが多いのですが、
その気になって死ぬほどやれば、英語という科目においては、
覚える時間がそれなりにあって、やる気をみせれば誰でも成績はあがるし、
できるようになるわけです。まあ極論覚えるだけですので、奥は深くても
ある程度時間をかければ誰でもなんとかなる科目!!ってこと。
というわけで、今後も突き抜ける学生・貪欲に勉強を頑張る学生に大きなサポート役になれるように
私も進化していきたいと思います。
そのためにも、今年は課題で押しつぶされているない時間をどのように使わせるか、
もしくは単語等の暗記は私とやるか…?まだまだ新たな体制への模索は続く。