先日、藤田に所属している学生と話をしていました。
その中で話題が出たネタですが、
藤田は今年聖マリと帝京と1次試験の日程がかぶっていましたが、
ある藤田の先生が
「いやー、600人ぐらい志望者が減ったから来年考えなきゃなー、
聖マリと帝京とぶつけるとこんなに学生減るんだねー」って話していたそうです。
そして、今日は昭和大学医学部入試でして、
わが軍の学生の多くが本命にしているところでもあります。
昭和大学医学部は化学が難しく、生物要素がたくさん含まれていることから、
物理受験学生不利とよく言われますが、
英語と数学でしっかり点数を獲ればいけると信じています。配点もすべて均等ですしね。
まあ何と言っても私学の中ではぶっちぎりで安い医学部なので、
実力もあり、優秀な学生も構えている医学部なので、
多くの学生がここで落ち着いてくれるといいなと思っております。
(でも、首都圏の優秀な学生が受けるのでそうはいかなよなぁ)
さて、そんな感じで私立医学部戦線は戦争真っ只中なのですが、
国立医学部受験組も、志望校決定に命懸けです。
私の所にも物凄い問い合わせ数でして、単発の直前指導も増えて、
今年の2月は夏休みばりに忙しいです。
我が軍の今年の志望校の多くは、地方国立が多くを占めると思います。
しかも、四国・九州多めです。東海圏を受ける学生は少数ですww
いやぁ、思ったよりもセンター試験の影響は大きく、
上位層はしっかり点数を取ってきた印象で、
例年よりも20点ぐらいプラスして考慮しなければいけないかもしれないとなり、
少し私も慎重に動いております。
これも勝手な印象ですが、800点オーバーで地方国立の医学部をリサーチすると
BとAが結構並びますが、775点近辺ですと、一気にC~D、しかもD多めになります。
毎年770近辺だとう少しCが並ぶのですが……と思いながら見ていましたが、
なかなか厳しいですね、上位層でスコアを獲れなかった学生にとっては。
というわけで、今年はセンター事情がアゲアゲムードなのですが、
それはそれで難しい。
でも、センターがどうであろうとも忘れてはいけないのは
2次で点数とって挽回してやるんじゃ!!
という気概です。
国立医学部に安パイはありません。
いいですか、国立医学部は私立医学部よりも0が一つ少ない学費なわけで、
お金がなくても医者にしたいという親御様が増えたこの昨今、
上位層の国立医学部に受かる学生であっても、
「今年は浪人できないから絶対に受かるところへ!」、
「予備校代に死ぬほど費やしたから、最強講師を並べて死んでも国立医学部」
なんて本気で考えているひとが日本にはたくさんいるでしょう。
名古屋・東京・大阪にはそんな「財力での受験秩序破壊ならお任せ」人間達や
「能ある鷹は爪を隠して、謙遜一辺倒」親御様が
いっぱいいるわけで、センターのデータだけで合格不合格は全然決まりません。
だからこそ、
受験校の傾向と形式をしっかりみて、
自分では合格できるだろうな
というイメージを作りましょう。
勢いだけでは勝てないので、例えば英語でしたら、
「僕は英語が苦手だから配点が低めで他の科目で挽回できるところかな」とか、
「私は和訳が得意だから、英訳の配点が小さめなところで確実にとれるところ」とか、
「英語はいけるが、数学がダメだ…でも、英語でどれだけとれるかな?」とか
とにかく問題を見るor1題解いてみることです。
あとは近くにいる問題を知り尽くしている先生にご相談するべきですね。
そして、それをしたうえで、
満点を獲る気で勉強してください。
毎年指導学生にも、Twitterやメールでの相談でも多いのは、
「どれぐらいとればいいのですか?それとれれば安心ですか?」です。
「安心?」そんなのはわかりません。
「安心」なんてありません。
むしろ恐怖しても勉強している人が安心を勝ちえています。
絶対的にみえる安心を求めている時点で負けへ向かっています。
だって誰が出しているか、どのレベルの学生が出しているか
予測はできてもわかりませんもん。医学部は特に化け物多いので。
先日もここは取れればいい、でもここはわからなかったら捨てる…
こんな感じで身が引き締まらない勉強をしている学生がおり、
久しぶりに皮肉とともに罵倒しました。
そんな捨てても大丈夫なんていう精神でやっていたら、
本番自分ができると信じていた部分が難解で不十分だったらどうするのでしょう。
そういう不十分な過程が少しでもあるってことは、
頑張る前の段階でしっかりリサーチできていないか、
ギリギリのラインでの合格イメージしかできていないんだと思います。
それでは、絶対に落ちる。
国立医学部は特に「あわよくば…」なんて思って準備していたら落ちます。
だって、財力ぶち込んで、次はないと死ぬ気でやっている人もたくさんいるし、
能ある鷹でさえも最後は家庭教師に背伸びしてつぎ込むし、
そして何と言っても二次で挽回できるぜっていう強者しか受験してこないんですよ、
受かる人たちってのは。
そして、これは国立医学部に限らず、ちょっと名のある国立、
そうですね、センターボーダーで75%以上ぐらいだったら、
センター試験でスコアが獲れていても、二次で全然まくられてしまうことはあるので、
国立医学部に限ったことではありません。
そうならないために、常に満点を獲る気で勉強する。
時間がなかった時の応急処置を考える。
そして、どれだけ1ヶ月で目標との距離を詰めることができるかをイメージし、
突っ走るのみです。
今日から丸々1ヶ月間、国立2次の勉強ができます。
ここで巻き返そうと思って死ぬ気で勉強できない人は、
いい結果は得られないし、その先の何かにも頑張れません。
今ここで頑張れた学生こそ、その先の未来もいいように語れるわけで、
あやふやな「タラレバ」トークばかり花咲かせずに
勝ち取れる・勝ち取ってやろうという潜在している現実を見てください。
ここから1ヶ月、頑張れ!!