明日はいよいよセンター試験ですね。
受験生の皆さんは1年間いかがお過ごしでしたでしょうか。
正直、「もっと頑張れた」とか
「もっと時間があれば」と嘆いている人が多いのではないでしょうか。
でも、この言葉は本当にやっていない学生か、
実は本当にやり抜いてただ不安になっているがために
このフレーズを出している学生だと私は思います。
前者の学生であれば、申し訳ないが「まあ嘆いても仕方がない」と
少々冷たい扱いをするかもしれなませんが、
後者の学生にはやはり鼓舞したくなります。
こんな風にプロセスをみて情が変化するのですが、
それでもセンター試験は一発勝負。
受験したい大学に必要なスコアが出ればいいわけで、
やったと満足している学生も、そうでない学生も、
やっているのにまだ足りないかもしれないと不安になっている人も、
明日スコアを獲るということに変わりはありません。
問題がそれほど難しくないに加えマーク形式なので
「結果的にうまくいってしまった」が出ないわけでもない、
今までのプロセスを無にしてしまうこともある試験。
本当にこの試験は心臓によくない、メンタルをぶっ壊す試験ですね。
でも、これを経て人間として一皮むけると思ってください。
長い人生で見たら
センター試験なんかよりもきつい境遇は大人になったらたくさんありますが、
それでも受験生がいきた人生スパンでは、
センター試験はトップ3に入るぐらいの精神負担である人は多いでしょう。
結果がどうであろうと、まずこの競争に無事に参加できたことに
自身に対して賛辞を送ってほしい。よくやった。
そして、明日は何が出てくるかわからないし、
予備校とかで「○○は出るかもしれないし、××は出ない」とか
色々言われてきたでしょうが、
それに振り回されすぎないで、
自分の答えをちゃんと出してくること。
その謎の予測を受け入れて勉強してきたのであれば、
それを信じ、それを信じた自分を信じてやればいいし、
相手の言ったことを信じたくないと自分を貫き通すのであれば
もちろんそれでいい。ただ、今ネットや受験生界隈で言われている
謎の情報に踊らされて、不安ばかり青田刈りしても何のプラスにもなりません。
振り回されないで、
自分がやってきた知識と練習経験をいかして
とにかく勝負すること。
それができれば、その通りかそれ以上の結果が出ます。
そして、さらにその勝負が明日ちゃんとできるために、
必ず早く寝て、十分に睡眠をとり、早く起きて頭の稼働率を上げて、
万全な体制を整えることに命懸けになってください。
今日明日だけは
皆さんはオリンピックやワールドカップに出場するアスリートばりの
配慮が必要です。自分でやり切ることができないのであれば
今日明日誰かに甘えて助けを求めてもいいでしょう。
周りの力を引き込むことも皆さんに力の一つでしょう。
私は自分の学生に対して指導をやり切ったわけですが、
ここからは正直なところ
直接的には完全に無力に近い傍観者です。
でも、もちろんきつくなったら、完全なメンタルブレイクを避けるために
いくらでも話し相手になるし、弱点を分析して補完できる支援者です。
このフェイズにきたら、
どんな結果になろうとも力にするのは、私たち講師の仕事の1つです。
さあ、いっておいで、未来の希望達よ。