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2018
11.12

英文法と未来のビジョンとのリンクづけ、そして文法内容との対話を

Category: 雑記
先日、対策も終え、藤田のAO入試も終わり、

今年も何とか終わってきたなぁという状況です。

もちろん冬休みで追い込みをし始めなきゃと言うのもあるのですが、

今年もある程度出来上がっているので、追い込みは最小限で済みそうです。


そんな少し平穏な形で1年を終えようとしているのですが、

正直内容はそこまで穏やかではありません。

今年の状況としては、微妙です…そこまで悪くはないのですが、

スコア的にブレブレで、突き抜けた学生はやはり少ない。

偏差値70を推移しているのですが、70後半がなかなか出てこない。

今年偏差値75以上をたたき出してきた学生は3人で、

浪人生を20名抱えて、3名は少し残念でしたね。(河合の模試基準です)

しかも、全統記述第2回目が簡単だったので、そこでたたき出したかったのですが、

なかなか振るわずという形で、うーむというところです。

全体の平均値は上がってまあひどいとは言いませんが、

それでも下位層も地味に多く、下から這い上がった顕著な学生は

今年は1名だけですかね。偏差値55から70前半まで駆け上がったのは

素晴らしい功績。

数学とかはすさまじいので、やっと国立医学部を目指せるぞとなってきました。


さて、こんな状況になったのは、理由があります。

まあひとえに私の彼らへの言及が足りなかったと言えます。

やっぱり、文法と単語です。

覚えていない・知らないというわけではないのです……

でも、あまりにも曖昧に「あーあー、これね」とか、「これ、聞いたことありますね」という

なんとなく耳にした・目にしたもの=知識として、大雑把にも受け入れていることから

解答もずれにずれてスコアにつながらないというのは、多々見てきました。

例えば、be used to~「~に慣れている」というものを、

be used to動詞の原形として用いてしまったり、 toは前置詞だけど~ingしかこないとか、

beは省略できるパターンもある(used to動詞の原形とごっちゃになっている)

などとよくわからんルールが頭の中で展開されていたり、

「It is 強調したいもの that~の強調構文の訳は後ろからのが和訳書きやすいよ?」

と言っても、延々と前から訳して、しかも強調する要素を出さずに和訳を書く

(=つまり、強調構文ということを自覚していないし、thatの区別もついてない、

itがどういう役目を果たしているかわからない(形式主語と一緒とか思っている奴もいる)

なんてことを防止するためにあえて和訳を統一しているのだが……

その話も再三しても気づかない……)

なんていうような話が、今年はわんさか出ます。

とにかく、なんとなくすぎる……

こういう小さな齟齬から、大きな誤読を呼び、文章全体の大意なんて

聞けたもんじゃないという学生がかなりいます。

(それでも、模試では知識からスコアが出せる学生もいる…

だから自分が実は英語ができない・微妙だと気づけない学生もいる)

愛知藤田対策でもそうなのですが、少し問題に1捻り加えただけで、

見事に引っかかってくれて、例えば並び替え3題に対して完答者は30~40人いて、

2~3名ぐらいだったのは驚愕でした。(市販テキストでの知識しか詰め込んでいませんよ。)

問題集に書いてある知識だけ丸暗記している学生や、

それさえもせずにただ盲目に問題を解いて、

解き終えた=単元知識習得となっている学生がどれだけ多いのかが

指導生・外部生含めよ~~~~くわかった半年でした。


でも、もう一つわかったことがあります。

これは今の高1~2年生を指導していて思うことです。


前置きに私の授業スタイルを。

私の文法指導は実は現在の一般的に思われているであろうスタイルとは違って、

とにかく座学・座学・座学ってぐらい、1文をこねくり回しながら、

そして、類似した英文を並べてはどうして意味が変わるか、

もしくは書き換えとして成立できるかをとにかく説明しまくります。

(だから、1文の書き換えパターンが10個ぐらいある英文も実はあるし、

覚えようと本気で思えない人は多分ついていけない…マジが試されるww)

その座学を教えた後に、そのホットな知識のまま問題を死ぬほど解かせ、

宿題も週に数百問クラスで宿題出して、

確認させながら問題を解いてきてもらっています。


しかし、彼らには

その座学と問題のリンクがないのでしょうね。

座学は座学、問題演習は問題演習となってしまい、別世界のものとなっているのでしょうね。

特に4択問題を解かせると、まあ断片的な知識だけ埋め込むだけで、

全体の文意を捉えようとはしません。解ければOK。

この先待ち構えている和訳問題、そして将来必要となる英文読解や

世界で自分の意見を伝える際に必要な英作文能力へ繋がるという、

遠い遠い先にある未来へのリンクなんて、彼らには多分ないのだと思います…



でも、それ以上に思うことがあります。

それは、1文・1単語の内容を覚えることができても、

話の内容を理解し、

それをお話しする力が……なさすぎる。


まるで、カレーが食べたいと言っているのに、

土から掘り出してきたジャガイモや玉ねぎ、にんじんを並べ、

カレールーと水と肉の塊もささっと出して、

「これがカレーなんだ!それをご賞味あれ(いや、わかれ!)」

(もう少しちゃんとした人でも、

これらを洗って炒めて適当に合わせて、形にするぐらいの人ばかり。

いや、形になればいい、もうwww)

と言っているようなもので、とにかく覚えた語句や単元内容で出てくる単語を

これでもかって並べるだけの学生だらけで、

「それだけ毎日必死なんだろうな」と悲しくなってきます。

つまり、もう一つわかったこととは、

講師による説明をしっかり理解できる高校生が

おそらく2~3割いるかいないかぐらいなのかな
ってことです。

それは中学での英文法知識が乏しすぎるのと、ただ問題を解かせまくっているだけで

血肉になっていないからってのも僕はかなりあるなと。

(英検がとにかく受かりやすくなってしまったのもあり、

中学でやる英文法のクオリティが落ちた。

ちゃんと指導通りに問題と説明理解をこなした学生、

もしくはちょっと危うくても、ここ3年で中学生で準2級に合格していない学生は0です。

20名いて0です。これは僕がすごいのではなく、簡単になったのです。

個人的にはその20名の中にもヤバい予備軍が半分いるのです。

だから、英検はほぼ満点で合格~5問ミスぐらいで突破できなきゃアウトです。)


でも、やはりこれは学生が悪いとだけは言えません。

進学校でも数学ができるが英語ができないという学校も多くあります。

数学なら小学生の時点で死ぬほどやっている学生もおり、

中学で一気に難易度を上げても何とかなる学生って結構いますが、

たかだか英語のアルファベットスタートから、覚えきったかどうかわからない状況で

ドンドンレベルアップされていく中で、自分のペースで勉強できなければ……

しかも、問題だけ大量に与えられてやれって言われても……

そこに講師による文法内容を介在した対話

がなければうまくいくはずがありません。

そして、その対話を基調とした授業が

少なくとも名古屋にはほとんどないことがよくわかりました…。

(これは大手予備校でもそう。私の所にきた学生の多くが

「こんなに予備校でも説明をくらったことがない…」と口をそろえて言います。

大手はなにやってるんすかと言いたいことがある。

まあでも、話している内容がわからないまま進んでいるんだろうなとも思っており、

個別でしかできない学生もまた増えているのでしょうね…。)


もっと理解がいきわたるように、

私も対話レベルをあげて、深い話をしていかなきゃなと

今年は特に思わされた1年でした。

でも、もうそれだけやっていてはいけないので、問題を解くことに集中します。


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