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雑記

自分の言葉をあいまいにしない。

さて、もうすぐ記述模試がありますが、準備は万端でしょうか。

この万端ぶりが生徒さんに夏休みの出来を意味するといえます。

私のところでもこの時期にまとめテストをして出来を確認していますが、

このテストが生徒の胃を刺激するようです。

そりゃそうですよね、夏の成果が試されるわけですからね。



しかし、こうやって現実に向き合うときも必要で、

自分がちゃんとやっていたかどうかを感じなければなりません。

どこかで夏休みを確認せずに、模試を受けて、

その模試の結果がだめであっても、「まだ本番じゃないから大丈夫!」

なーんて甘んじる人も少なくありませんが、

そういう人の発言は本番に近づくにつれて、

決意表明の言葉があいまいになっていきます。

3月に「8月までに文法の基礎事項を80%は完成させる」といっていた生徒が、

6月になると「とにかく早く文法を終わらせるんだ!」と言って、

8月の終わりになると、「とにかくやらなければならない!」

と主語も目的語もなく発言するのは、

生徒の自信のなさから恐怖を感じるのと同時に、

自分が今までなにもしてこなかったことを露呈しているわけです。

しかし、そういった状況に万が一なったとしても、

目標ははっきりさせなければなりません。

つまり、自分がどれだけできて、

最終的に大きな目標としているところから

どれだけ実力がかけ離れているのかをはっきりさせ、

自分の実力とその穴をどれぐらいのペースで埋められるか

まで計算したうえで(あくまでも予想の域は抜けなくても)、

目下の目標をちまちま作っていかなければなりません。

そして、自身を脱構築していかなければなりません。


実は同じようなことが塾の先生にもあります。

10月になると、作戦を持っていない人ほど決意表明があいまいになります。

最初にある生徒には「●●大学に行こう!」と早い段階で言っていても、

経過が思わしくなくなり、厳しいなと思うと、

その人がもっている「手腕」をいうよりも、

「何が何でも入れなければならない」とか「頑張るしかない」という、

「すーぱー根性論」みたいなものへすり替えていきます。

そういった言動をする先生は話していればすぐわかります。

生徒さんやその親御さんは、そんな先生ではないかと疑いを持ったら、

「どうやって成績を上げていくかをもっと具体的に説明してください」

と一言言ってあげてください。

ちゃんとした先生ならば、生徒に最も妥当な答えを

良くも悪くも現実を説明できるものです。

そうでなければ、ただの誇張論野郎なので、気を付けましょう。


皆さん、

まずは目の前の現実をよく見てください。

そして、本質を見抜いてください。

周りをみて、みんな自分と違うことをやり始めたなと思って、

自分もある領域まで到達していないのに周りと同じようなことをしても

無駄だし、できるようにはなりません。

マラソンとかの協議で相手の背中を見ながら走っていても、

金メダルは獲れません。

闘う相手は自分自身で、常にそれはストイックな闘いなのです。

ものすごくコアな部分をいうと、本質を見抜くとはこういうことです。


こういう風に自分を保ち続けた人ほど、

言葉の節々があいまいにならず、結局合格までたどり着きます。


9月はもうそこまで来ています。

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