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雑記

形式に合わせた対策勉強はするな。ガチが主流に。

今日は藤田保健衛生大学の後期試験でしたが、

果たしてどういう感じになるか…直前まで指導していましたが、

無事?今年度の我が軍の医学部受験、終了いたしました。

今年は本当に頑張った学生が多く、例年以上に盛り上がったと思います。

国立の手応えも聞くことができて、

名大医学部を受験した学生は、数学理科が簡単で、

英語も「自由英作文だったので自分にとっては簡単。

和文英訳出なかったことがむしろ残念」

ぐらいに振り返っており、まず合格しているかなという感じです。

また、東大受験組は英語数学順当だったので、1人は堅いかなと思っております。

今年は英語がどこも大きく傾向が変わったようですが、

我が軍の学生には特に影響がなかったという具合です。


さて、そんな感じで今年の受験では、特に英語と数学ですが、

対策レベルでのお勉強をしているようではいけません。

なぜ問題傾向が変わっても特に影響がなかったのかというと、

基礎事項にむちゃくちゃ時間を割いて、じわじわと実力をつけていったためです。

正直、国立入試直前まで基礎事項を完璧にすることだけに特化した学生もいます。

入試過去問は最後の最後に4年ぐらい一緒に丁寧に解いただけで、

「本番では当落線上か、できたぞ!」という状況で、

ただ問題を読み込みまくっただけではないです。

もちろん、それに耐えきれなくて問題をバカみたいに解いた学生も多々いますが、

基礎事項に特化した学生よりも模試が良くても、

本番の結果はよくなかったです。

模試なんて所詮学生の進度を見るための確認テストレベルであって、

スコアを直前によくするような練習をしてスコアを出してきた風に勉強していては

勿論のことですが、最後の最後での結果は出ません。

ある程度体系的に整理できていない学生は、

永遠に「なんとなくできたのでは」という確信を得られない結果しか手に入れられず、

問題を解き続けて、問題(問題集)が枯渇し、

何度勉強しても意味ない無限ループが続くでしょうね。

「和文英訳しか出ないからそれしかやらない!」とか、

「読解問題しか出ないから文法を捨てていい」とか考えている人は

本当に今年の受験では痛い目を見たのではないでしょうか。

文法だったら、

基礎ルールの定着⇒標準レベルの問題集で演習⇒

基礎ルールの確認と単元に関わるイディオム定着⇒むずめの問題演習⇒

最終的なテストや構文読解レベルの演習

って具合に各単元の知識を定着させる必要がありますよね。

この流れで文法事項を空で言えるようにするのが最大の目的ですね。

ここまでやってはじめて、

執拗に問題集や文法書に振り返る機会は減ると思います。

MARCHレベルを目指している学生でこれだけ手の込んだ演習をしている学生は

正直少ないかもですね。問題集をとりあえずやりこんで、

説明をなんとなくできればいいやぐらいに処理していた学生が

めちゃくちゃ多いと思いますし、もうそれでは受験では勝てません。

そして、そういうノリで勉強しているTOEICerはむちゃくちゃ多く散見できるし、

大学受験で丁寧に勉強していない学生はその予備軍です。

お金をかけまくってかけまくっても勉強ができるようにならないループにハマるので、

今、時間がある大学受験期にしっかり定着させる勉強をしましょう。

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