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雑記

2018私立医学部の英語の雑感+東邦大学医学部の英語について

今日は福岡大学医学部の問題の質問で予備校へ赴いていましたが、

まあなかなか厳しい戦いをしているなぁという印象を受けてきました。

昨日、日本医科大学の発表でしたが、我が軍では受験していなかったので、

特になしです。合格された方、おめでとうございます。


今年の私立医学部の1次試験の雑感ですが、まあ例年通り、

数学・英語は容赦ない医学部が多いなという印象です。

そうですね、英語と数学のスコアで60%は獲っていてほしいところです。

でも、数学の場合、1題でこけるとスコアが一気に下がるので、

英語が70%をコンスタントに獲れるというのが

医学部受験合格の秘訣かなと思っております。

特に藤田・愛知ではそういう印象を受けます。

藤田の方では手ごたえがなかった、

特に数学がダメだった……という話をよく聞きましたが、

英語で「できた(つまり60%はあった)」場合、

(そして、もちろん理科がそれほど壊滅していなかった場合ですよ)

1次は、例年よりも数を絞っていても、多くの学生に来ていました。

英語強者であれば数学がこけても何とかなります。

(数学はできる学生でも問題によってはこけることがある。)

一方愛知医科の場合は、今回問題が比較的簡単だったために、

特に数学はできた学生が多かったために、

英語で差がつけられず、両者ともハイスコアが求められていたんですよね。

(これは個人的な雑感ですからアテにならないかもですよ)

個人的には愛知に受かった学生は結構実力者なのでは

って勝手に思っています。

というわけで、落ちないための英語力をつけることと、

必勝できる数学力をつけることが医学部では求められる
のかなと考えています。


そんなことを思いながら、明日は東邦大学です。

この大学は現役がガンガン受かる学校の1つで、浪人生は不利です。

杏林大学医学部とは正反対の学校と言っていいでしょう。

なので、数学と英語はなかなか難しいです。

英語の配点150点、

数学の配点100点、

理科の配点は2科目で150点で、英語強化大学です。



英語は長文読解がたくさんあります。

試験時間の90分で長文が4題読み込み、文法処理もしなければなりませんので

量はなかなかのものです。長文の中には単語埋める問題もありますが、

それほどきついという印象はありません、単語埋める問題と文法問題は。

厄介なのは長文読解。

長文読解はまあ医学用語や専門用語が結構さらっと出されるので、

その辺が難しいかなという感じですが、あることに気づけばそれほどきつくないです。

残念ながら、私の教え子がたくさん受けるのでここは言いませんが、

一つ皆様に言いたいのはそこまで医学用語に構えてビビったりしないでってことです。

実際に訊かれている設問はそれほど専門的なものではないですし、

「これは病名だ」、「あ、これは形容詞でプラスの内容を言っている」とか、

ある程度目星をつけて処理することができるレベルです。

もちろん市販で売られている単語帳を2冊ほどできている前提の話ですよ。

よく「医学部は医学単語が良く出されるから覚える必要がある」

と強調する人がいますが、

ちょっとだけ本当かもですが、まあ70%嘘だと思っていいです。

医学単語が決め手になる問題はそれほどないので

(もちろん知っていたら精度は上がりますが)、

それほど専門的な単語を知らなくても大丈夫。

それよりも、論文で使われる動詞や構文をしっかり覚えた方がスコアになります。

過去問で出てきた中でわからないものをしっかり押さえてきた学生なら

本番でも実力を出せますよ。強気でやってきてください。

文法問題と正誤問題は市販レベルなので構えずいつも通りで。

ではでは、明日も頑張ってください!!

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