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雑記

勉強をなめるなよ!

今年、私が通っていた高校のテニス部が、

インターハイの本選に出場を決め、てんやわんやしていたそうです。

ついに私たちの代の記録が抜かれてしまい、なんかさみしいです。

もう私たちのテニス部時代の伝説は封印されることでしょう。


私も高校生のときは勉強よりもどちらかというと、

部活をやろうという気で高校に入りました。

テニスが好きだった私は朝から晩までボールを打って、

毎日楽しんでいました。

しかし、試合途中にアクシデントで腰の骨にヒビが入り、

それを押して無理やり続行したせいで、

一時期歩くこともできないぐらいの重傷だと知り、

ツキに見放されて、全盛期の半分の力でテニスをしなさいと医者に言われ、

その宣告と同時に呆然としたのを覚えています。



そんなわけで私はテニスもできない、無能な「でくのぼう」となり、

そのあと一悶着あって勉強することになるのですが、

もしけがをしないで部活を両立していたら、

私は多分部活の方に力が入ってしまい、成績をそれなりに残して、

てきとーに大学に入って、部活をやって、

あの体育会系のノリで就職活動をして、お酒を飲みまくって、

普通に仕事をしていたと思います。

もちろん、スウェーデンに留学することや、

大学院に進学するなんていう選択肢はありませんでしたね。


じゃあ私は部活ができずに後悔しているかというと、

ちっともそんなことはありません。

勉強する道を選んでよかったと思っています。


最近こんなことを耳にして少々カチンときました。

「○○大学に進学する、国立大学に進学するという目標はなんか情けない…」

これはある部活の顧問がおっしゃっていたことです。

その人に言わせると、「テニスをしたい」とか、

「野球をしたい」といった部活が目標であってほしいと願っているようです。

私はこの発言は、進学校への僻み的発言にしか聞こえませんでした。

確かに、進学校に無理やり入って、勉強がついていけなくて、

落ちこぼれて、堕落して廃人へと向かう人も少なくありません。

でも、いいなと思う大学に行くために勉強することは決して悪いことではありません。


「テニスをしたい」と「国立大学に進学したい」という目標の差は

いったいどこにあるのでしょうか。


また私はこういったことを聞くと、

「いつもこういう発言をした人は大学でろくすっぽ勉強していないんだよな」、

と思ってしまいます。



正直言って、ある大学に行かなければできない研究ってたくさんあります。

また、東大や京大に行かなければ見えない世界はたくさんあります。

確かに「テニス」と「大学」という言葉だけですと、前者の方がはっきりしていますが、

そんなにはっきりしていることがいいのでしょうか。

「はっきりしないことを、はっきりさせるためにとりあえず大学で勉強したい。

でも行く場所がわからないから、とりあえず最高峰の総合大学に行こう」

私はこういった人生の惰性感はあってもいいのではないかなと思います。


部活に命を懸けている人もいますが、勉強に命を懸けている人もいます。

不用意に、進学率を上げようと頑張っている学校や、

社会風潮に対してバッサリ批判気味に、個人的に腹が立ち、

昨日その人に一言申してしまいました。


というのは、そういうことを言われると、

私が教えている、また教えてきた人々がけなされているように思うのです。

死ぬほど、泣きながら勉強して、いい人生を送ろうと切磋琢磨になっているのに、

「情けない」と一掃されるのは、非常に許しがたい。



私は

部活をやるなとは毛頭いう気はありません。

また、部活の両立をしっかりやれともいいません。


しかし、全部ひっくるめて3年間をどうするかを考えて

部活をやらなきゃ後悔するというなら、それは絶対にやらなきゃいけないし、

勉強をやらなきゃいけないと思うのであれば、それをやればいいのです。


自分にとって意味あること、そして自分が好きなことを

全部やろうとして(もちろん学生としての最低限の義務は果たすのよ。)、

後悔をしないような人生を送ることが一番大事で、

そのために目標を立てるように心掛けるだけなのです。


要は、その人にはその人の事情と気持ちで、

目標は作られているわけで、簡単にそれを否定することできないのです。


勉強を死ぬ気で頑張っている人たち、今の時間に誇りを持ってくださいね!


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