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2017
02.19

医学部受験の英語の在り方は少し変わった。

Category: 雑記
さて、おおむね医学部受験の筆記試験が終わってきました。

全体を振り返って、英語試験について学生から話を聞いてみると、

いやー、一筋縄ではいかないのかなっていう印象です。

もちろん、早慶のように持ち帰って分析等ができず、問題を全部見ていないので、

何とも言えないのが現状なのですが、

去年よりも記述が増えた学校、丸暗記の知識では処理しきれない学校

増えてきているように思います。

例えば、福岡大学の医学部の問題。

これは私も手に入れて生徒に頼まれて解答を作成していたのですが、

文法問題でも「(   )に当てはまるものを1つ選びなさい」ではなくて、

「(    )に入らないものを1つ選び、すべて入る場合は〇〇をマークしなさい」という具合に

知っている知識を1つだけ選び抜いて解答する

という単純な設問が出題されました。

こういう問題を解く場合、与えられた選択肢をすべて入れながら考えなければなりませんし、

全ての選択肢の可能性を疑える広範な知識が必要になり、さらに思いっきりも要されます。


また藤田保健衛生大学の問題でも大きな変化があったようで、

長文はマーク式の内容解釈と記述式の問題できれいに別れて出題されたのと、

英作文まで出題された(難易度はそれほどではなかったみたいですが…)らしく、

思考力や内容を丁寧に捉えられることを求めてきているような印象でした。


英語試験が変化していない学校もありますが、その場合、合格点が気持ち高くなり、

高得点勝負となっているのではないでしょうか。


というわけで、やはり丸暗記で乗り切れるほど英語は容易ではなくなり、

1年のにわか学習ではもう手も足も出ないでしょう…。

巷で流行っている、スクランブルやネクステをガリガリやっているだけでは、

医学部受験では合格に近づけません。(工学部とかならそれでも受かるんですよ……)

スクランブルやネクステを使った勉強をするのであれば、その問題の知識事項を説明できること、

そしてうろ覚えでもいいので、ある程度日本語を聞いて

英語を記述できるレベルまでに落とし込むほどの理解度でなければ

多分意味ありません。これまで正規に手にかからず時間ばっかりかけている学生の多くが、

カッコの前後でのパターン処理や、イディオム的に丸暗記することしかできてない、

もしくはしていなかったわけで、合格へ近づくのは愚か、勝手に泥沼にはまっていきました。

正規合格を勝ち取るためには、

腰をしっかり据えて体系的にお勉強していかなければいけません。

そして、この安定させた英語力に加えて、確実性がある数学力がないと

医学部は勝ち抜けません。今年は数学でやられたなーっていう学生が多かったので、

東大理3を大々的に紹介して、完璧な布陣を敷いております。

他の科目の維持+英語での突き抜けパターンで合格できない時が出てきてしまった以上、

(英語の思考力が今まで以上に求められているのでミスも増えるかもなので…)

今まで以上に他の科目とのバランスを考えなきゃいけませんねー。

でも、そんなことを言っておりますが、

実は1次試験合格数は過去最高で、最低限の実力は着けている自負心はあります。

まあでもやはりそうはいっても、他の科目の先生には感謝です。

いろんな方と協力しながら引き続き指導できたら幸いです。


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