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雑記

得意科目はなんですか?

私は授業の中でよく英語以外の話が多く出てしまいます。

それは英語はただ言語の文法だけわかっていても、

できるようにならないからです。

結局言語を読むときは、文法はもちろん、

単語やロジックや流れを知らないとできないと私は思っているので、

英語ができるようになるというよりも、

言語活動が活発になることを心掛けています。

そうすると、アニメネタから小難しい哲学まで意外と幅広い内容を

生徒と話してしまいます。(対話は言語能力を高めるのです。)


そんな話の中で、

得意な科目はなんですかという質問をたまに生徒から受けます。

彼らからするとどうやら私は全科目できるように見えるらしいのです。

確かに高校3年間で、日本史と化学と倫理以外はガチ勉をしていましたが、

それなりにスコアにできた(80%以上)のは、

国語、数学、英語、社会(政治経済・世界史)、理科(物理・生物・地学)ぐらいで、

そのうち理科科目はもう驚異的なスコアをとることができないでしょう。

では、その中でも得意な科目はなんですかと聞かれると、

私はここでは一応英語の先生なので、「英語」かと思われるかもしれませんが、

私はいつも「数学」と答えます。

実際にセンターを受けた時は、数学がIA,2Bの合計で197点で、

英語(194点)よりよかったのです(笑)


英語の先生がこういうと問題発言な気がしますが、

私は英語が決して得意ではありません。

むしろ言語に関わる学問のセンスを持ち得ていないと思います…。

こういうと、生徒はいつも「皮肉」だといいますが、

私は心の中でそう思っているので、「皮肉」と言われると傷つきます(笑)

私の中で「得意」という意味は、「スコアが取れる」というよりも、

「やっていて楽しい」という教科だと思っています。

じゃあ、「なんでお前は数学の先生にならなかったんだ?」言われそうですが、

私は残念ながら数学の先生に恵まれず(言い訳)、

数学を自力で勉強しただけです。

勉強というか、公式とパターンを限界まで丸暗記しました。

丸暗記が故に、私は数学を教える能力を持ち得ていないのです。

今から私の数学の勉強法をご紹介しようと思います。


私の勉強の仕方は普通の人はドン引きます。

チャートの黄色と青と「大学への数学」の1年分を、

端から端まで丸暗記し、その丸暗記知識を自分でリミックスして、

独自で使えるレベルにまで理解して、半年間1日10問ぐらい解いていました。

もちろん答えをすべて書いていたらそんな問題数はこなせませんので、

問題数をこなして丸暗記するためには、答えを頭でイメージし、

イメージと解答が一致したら政界にしようというルール自分にを作って、

問題をこなしていました。そしてダメなものはすべて暗記して、

自分のノートと記憶に刻み込んで、月末に整理して理解を深める作業に徹していました。


数学の先生にこれを話したら、笑われました。

というか、ありえない(笑)と。数学科の先生には謎の敬意を払われました。

というわけで、中学校以降数学の授業などまともに受けたこともないので、

授業をやれと言われてもできませんでした…。

やってみたのですが、見てくれた先生から非難轟轟。

生徒に対して、「理系なのにどうしてこの公式知らないんだよ?」って

つっこんでしまったりと、

私は数学の先生としてはおそらく最低ランクの先生だと思っています。

でも、数学は毎年センター試験をやりますが、9割は切りません(笑)

「バカの一つ覚え」ってすごいですね。



こんなわけで、数学の授業は生涯二度としないぞと心に決めて、

今は英語の先生をしているわけです。

英語は自分ができなすぎたので、何から始めたのかとか、

どうすれば実力が上がるのか鮮明に覚えています。

そして、何より私は英語の先生には大学までに素晴らしい先生に

たくさん出会いましたので、

そのエッセンスも含めながら日々授業を改善することができるのです。



指導できることと、問題が解けることは、

個人的に別問題だと思っています。

私はほかの先生と比べるとまだまだ稚拙だし、

私の授業は「洗練」という言葉とは程遠いように思いますが、

「英語ができるようにならなきゃいけない」という危機感と、

言語を知る喜びは人一倍わかっているつもりなので、

何か生徒たちに伝えることができるように思います。

数学は問題を解くことはできますが、

数学の素晴らしさとか人並みには感じられても、

語れるほど数学を理解して、知っているという自信はありません。


そう思うと、私はいつも

生徒に「得意科目は「数学」だ」と言わざるを得なくなります。

(生徒が意図している質問は、得意=スコアが取れるという文脈で話していると信じているから)



じゃあ、社会の教育免許をもっている私の社会への情熱は…。

その辺は、あしからず。



まあ、このことから、人間バカでもなんかやろうと思えば、

「それなりのところまでいけるのかもしれない」というのがわかってくれれば、

光栄です。

夏のがむしゃらさを引き出すメッセージになってくれたらなと思います。

(良い子の皆さん、私の数学の勉強方法を真似することはやめましょうね。発狂するよ。)

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