リスニングが苦手な学生がこんなことを言っていた時、
「あ、同じこと考えていた」ことを思い出しました。
その内容は「リスニングをするときに、
みんなどうして英語を聴きながら和訳が高速にできているのか不思議だった」というもの。
私も大学に入っても同じようなことを思っていて、
師匠に質問したことがあるのですが
「そんなわけないだろうが、それができるのは同時通訳の技術であり、
お前とかができなくていいこと。最終的には英語を聴いて日本語を介入させるのではなく、
日本語みたいに英語が理解できればいい」と言われたことをこのとき思いました。
読むときもそうですが、
何事もSとかVとかOとかすべて入れて読んでいるのはやはり変で、
どこかでぱっとわかる領域に行かなきゃ英語がさらっとできるようにはなりません。
でも、いきなりそれができるわけないので、最初は補助輪のごとく文構造を理解したり、
単語の品詞を覚えたりして、精読していきます。
リスニングも同様にスクリプトを精読してから聴きます。
しかし、
覚えておいてほしいのはここで高速に追えるようになることが英語を極めることではないのです。
これはあくまでも受験で対応できるレベルでの話で、
その先の世界はあります。東大や京大の問題をしっかり理解するレベルになるためには、
その先の世界に入り込む必要があります。
なので、その領域へ行きたい人は次のことをやってみてください。
1つは、英文に何も書かないで処理する努力をすることです。
線を入れたりして読む人はどこかで速読に限界を感じるようになります。
受験生で偏差値70を超えている人って、実は書かなくても読める人が大半なのですが、
点数をとるためとか問題を完璧に解くために、印をつけたくなるんですよね。
でも、ニュース系の英文に印をつけながら読みませんよね。
内容重視で読むはずなので、
そのことをちょっとだけでも意識してみると考えている世界が変わると思います。
もう1つはリスニングにおいては特になのですが、スクリプトを見ないで音だけで処理するとか、
暗記してみるとかを意識してみるといいです。
英語が本当にできる人は、フレーズを覚えています。
スピーチや話がうまい人っていうのは、人の口ぶりをコピーするのがうまかったり、
言葉を1語1句丸暗記して言えるようにしてたりします。
私もこれは言及しているのですが、結構できてないので今後の課題ですが、
できる人を見ていると本当に1語1句言えていて怖いですww
これらに共通することは、情報を隠したときに、
自分の脳の中から復元できるorそらんじることができるかどうかが
英語の出来不出来を決めるということです。
そうなるまで、是非ともまずは基礎的なことを高速で終わらせましょうね。