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英文が読めるってどういうことか。

先日、ある学生に名城大学の長文を読ませました。

名城大学はその大学に所属していた教授が数年前にノーベル賞を受賞したことで沸いている大学で、

少々全国的にも名前をあげた大学ではないでしょうかねー。

そんな大学の英文をやってみたわけですが、思ったよりも英文が難しく

「これなら高1~高2にはちょうどいいかなー」って思ってやらせてみました。

すると、ある高1生が解き終わった後の第一声が

「先生、なんか自信がないです。問題がちゃんととけたかわかりません。全問不正解かも」

前回の模試ですばらしいスコアを獲ってきた学生がそんなことをいうので焦ったのですが、

実際に答え合わせをしてみると、

「あー、8問中2問ミスで済みましたね。問題が思ったよりも簡単だった!よかった」

って言う具合で、実際のところ、大雑把に概要を説明するように促したら、

ちゃんと答えていました。

さあ、こういうことって結構ありませんか。

私自身、実は学生が読んだ英文のはっきりしたものは良くわかっていなかったのです。

初見で出されたとき、clay tokensがメソポタミア文明で扱われた粘土質の石みたいなやつであることを

よくわかっていなかったし、containerってその文脈で出されていたことから、

少し大きめな入れ物だと思っていたら、

非常に小さな入れ物だったことをWikipediaで調べてわかったほどです。

背景知識がなければ、正直あやふやな解釈からは脱却できません。

しかし、それでもやらなきゃいけないし、読み進めていくのが受験であり、

読書であるのです。では、こういう英文に出くわしても、なぜこの学生は読めたのか。理由は2つ。

一つは基礎の単語を直訳レベルからしっかり解釈し、

自分なりに意味を丁寧に繋げて推測をしたことです。

tokenが「印、象徴」だとわかっていたので、大体こんな感じ!ってイメージしていたから

大体の内容がわかったと言っており、この感覚はまったくその通りで

分からない時ほど基礎的な意味から推測していくしかない、もしくは想像レベルで

全体の意味を把握していかなければなりません。というわけで、単語を知っていることは

やはり最低限度の武器だと思ってほしいですね。たくさん覚えることに越したことはありません。


もう一つは、意味を紡ぐために必要な最低限の国語力と、論理的な道筋をつくる力です。

例えば、clay tokens have been fired in the hot ovenという英文があったのですが、

これは「clay tokensを高温の窯で焼いた(そして硬くした)」っていう意味で、

設問にはfiredに下線が引かれ、それに近い単語を選択肢から選べという指定がありました。

もちろんhardenedが答えなのですが、これもfireをストレートに考えつつもそれだけでは

解けないのがこの問題のミソで、焼くと硬くなるよね!ってことがもちろん推測できないといけません。

でも、これは意識的にしなきゃいけないってよりも、無意識に「わかるよね?」って

レベルの話だと思っています。こういう実力をつけるためには

日ごろから内容をしっかり追った英文解釈が必要不可欠です。そして、英語ではままならない人は

国語から解釈していかなきゃいけないと思います。

とまあ、つらつら書いてみましたが、英文読解は知っている基礎語句があれば

全体の内容がどういうものかって把握はできることが多いのです。

全部知っていなければダメなんだって思わないで果敢に読みましょうね。

完璧じゃなくても、基礎的に読みぬけるのですよ!

まあ、要するに私が言いたいことは、

英単語や構文は覚えるのは当然で前提条件なのですが、

それだけではどうにもならないときも多々あるってことです。


英単語を覚えられない、構文を覚えようとしない人は

英語を一生読めるようにはなりません。そこからは逃げられないので、引き続き意識してください。

cancan
Posted bycancan