私は英単語帳を生涯買ったことがないし(ターゲット1900はもらって開いた)、
自分で単語帳を創って覚えた人間なので、どうしてあんな既製品がいいのかわからんのですが、
学生に勧めるためには私も読まないと勧められないので、
「速読英単語」(これは結局編纂者と関わった)と「シス単」はとりあえずちゃんと読みました。
でも、やはり思うことは……
「何が違うの?これって自分で辞書引いたり作っていけば、できることでしょう?」
っていう疑問点ばかり。単語帳で時間を買えても、知識は買えないっていうことを
今の学生たちをみてつくづく思います。
まあ単語帳を覚えてくれませんし、意味を赤字の1つしか覚えてないので
もちろん長文で出てきても使えません。特に本文でも使えないっていうのが
単語帳を使用した勉強のダメなところですよね。
TOEFLやTOEICの単語帳って結構よくできてるんですよね。
理由は制作会社が統一してるので、出すものももちろん範囲が絞れるし、
そういう範囲が絞れるものであれば、勉強するマテリアルもいいものができると思います。
だから、TOEFLとかの単語帳を一冊やるのはTOEFLを受験する上ではやってもいい。
でも、受験は様々な文から全く違う人が英文をチョイスして、
採点基準は日本語が入るから異なるし、
ネイティブがつくらないから微妙な問題も少なからず出てくるし、
そんなわけで、単語帳はある一定のレベルでは使えると思いますが、
やはり早稲田慶応等、国立上位、医学部受験の私立上位には歯が立たないことがあります。
というか、英文の中で英単語を覚えていれば、そんな煩わしい問題には遭遇しないし、
辞書をひかなきゃなので英文を意識して覚えようとするし、
文の意味を考えたりする過程があるんですよね。
時間がかかっても、私は単語カードを使って覚える方がいいかなって信じている一人です。
でも、これは英語を効率的にお勉強する人にとっては、悪の権化として扱われるので
こえを大にして言えませんが、先日TOEIC満点の方が
「自分は単語カードを創って覚えていたー!」ってお話ししていた方とツイッターで
意見交換していました。すると、ちらほらそういう勉強する人やそれに賛同する人がいて
そういう人たちはみな英語の玄人でした。できる人ほど英単語カードで
文章に触れて覚えてるんだよなーって、私もちょっと救われた気分になりました。
時間短縮をとるのか、それともちょっと時間がかかっても確実な実力をとるのか。
人それぞれですが、自分の能力や特性等と相談して、
単語のお勉強方法をしっかり考えてください。
英語を完璧にする上で単語を覚えないって道はありません。
単語を覚えない人は絶対に後で後悔するし、浪人しても結果は見えています。
そこからは逃げないでください。