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管理体制の授業が一般的になってきました

さて、この2年で指導学生の質が大幅に変わっています。

私的には二極化しているかなっていう具合です。

一方は「自分でできる」型、まあいわゆる指導者がそれなりに指示してそれをこなせる学生で

一般的などの時代にもいるできる学生です。

もう一方は、「勉強ができないけれども頑張っていきたい!」っていう学生ですね。

このパターンにはさらに2つぐらいに細分化できるのですが、

1つは「できないけど頑張る」と主張するも結局できないとへこんで精神的に追い込まれたり、

逃げたりする現実逃避パターン人間。これは正直もうどうにもならないです。

私はこの手の学生はあまり真面目に捉えずに、できるだけ指導しないようにしています。

理由は、私は受験で勝ちたいと本気で思っている学生、且つ努力できて現実を見れる学生しか

相手にしたくないからです。もうこのパターンの学生は受験戦争ではまともに闘えないし、

少なくとも第一志望は難しいので、優しい先生と楽しく授業をした方がいいと思います。


しかし、このパターンの進化系なのか、自分でできる型の退化系なのかよくわかりませんが、

「一生懸命頑張っている、もしくは頑張ろうとしているが一人ではできない!」型ですね。

これは中学受験を越えた学生に多いパターンで、かなり根深い問題です。

正直申し上げますと、何が困るって、夜の3時までこなして勉強しても

いっこうに覚えるべきことを習得できない、もしくは習得してもすぐ忘れるのです。

中学受験の多くは、短期型の植え付け、丸暗記指導が多く、

理屈抜きの問題解き抜きまくって合格を手に入れるという勉強法で、

これは母親がおおむね管理して、勉強させるんですよね。

とにかく覚えたことを忘れないように、簡単な問題を日々解かせて、

機械のごとく刷り込ませて、記憶として脳に刻み込む感じなんですよね。

これって親御さんが緊張を与えることで成り立っているところもあり、

小さい時には効果がある学生が多く(小6とかで親に反抗するのは正直環境が悪い!)、

ある程度恐怖政治を張ればできるようになります。

しかし、受験が終わり、その緊張から一度解放されたら、なかなかそれに戻ることができません。

ある学生が先日、

「僕は中学受験の時は暗記できたのに、今はかなりきついっす」と言っていたことで、

気づいたのですが、極度の緊張を浴びてしまうと、

それより弱い緊張はあまり効果がなくなることもあるのかなって思いました。

中学生・高校生になって親御さんがひっついて勉強するって人は少ないかもしれませんが、

それを越える緊張感がなければ彼らは覚えられなくなっているのかもしれませんね。

しかも、学生の方には自発性が芽生え、当然親御さんの支配力の外へいってしまうので、

さらに緊張感はなくなります。そこで家庭教師が求められるのですが、

中学受験で頑張りまくった学生は、

やはり週1~2ぐらいの指導ではどうにも定着できない頭にされているのです。

そんな感じで

なかには「一生懸命やっているのにできない!」って泣き崩れる学生が結構います。

名古屋だと中堅上位のどころの南山や愛知の学生はこういう学生に多く出くわします。

しかし、これは予測に過ぎませんが、このようなレベルの学生が、

今や進学校の中堅どころから底辺層にかなりの数の

私立高校生がこのような状況ではないのかなって思います。

一方、公立高校の学生はというと、勉強が嫌いで適当になっている学生も多いですが、

一生懸命やっているが結果が大幅に出ないっていう学生は少ないです。

純粋に量が足りないから結果が出ていない、

勉強法に問題があるからダメって言えるレベルに落ち着くので

指摘をすれば高い確率でできるようになります。(ただ、精神的にやられる学生もいる)

では、どうするのか。

一つの考えは、もう家庭教師が本当に引っ付いてお勉強をするとか、

テストを必ずやるっていうような超管理型勉強法にシフトすることでしょうね。

医学部予備校がまさにこの状況で、この管理体制がウリで学生や親御さんもよってくるわけですよね。

まあいい状況だとはいいませんが、学生が「やりたい!」って言えば仕方がないですよね。

というわけで、予備校講師も本当に一握りに人が生き残って、壇上で偉そうにしゃべれる人たちは

かなりの百戦錬磨人間で、もう一パターンのできる先生たちっていうのは、

学生に引っ付いてプランを即座に立てて管理できる先生ですよね。

私はこの講師に該当するのだと思います。この方法だと多くの学生は救えませんが、

合格率は上がりますね。でも疲れます。プライベートはかなりなくなります。

それを覚悟してやらないといけませんが、受かった時の解放感と達成感はハンパないです。

こういう管理体制の授業が一般的で、これじゃなければ受からない学生になってきたのかもって

正直思い始めている次第です。でも、もちろん管理されたくないっていう学生もいます。

管理しなければ合格できないレベルだけど、管理されたくないというのであれば、

その状況を受け入れざるを得ない状況になるのを待つか、

色々諦めるかどちらか一方の選択が迫られるでしょうね。

個人的には管理体制は好きじゃないのですが、「やる!」って本気で言われたり、

泣かれたときには仕方なくひっつきます。こういう学生に「無理!」って心を折るのは

ちょっと違うかなって思うわけです。(大人として限界を知らせるのも親切かもですが……)

色々葛藤しますが、でもやる気があって頑張っている学生はやはり素敵で、

応援したくなります。夏に一緒に実力をつけましょうね!
cancan
Posted bycancan