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雑記

頑張るって何?2016

皆さま、GWをいかがお過ごしだったでしょうか。

私は一秒も休む暇もなく、やっと今日息をつく時間を手に入れたところです。

もっとまとまった休みがほしいところですが、

売れっ子予備校講師はこういうことを常々思っているのでしょうね。

そんな人に負けないように私も頑張ります。

4月から約1か月経ちますが、なかなか我が軍の学生たちはへこたれません。

今年の学生たちも本当によくやっています。

2年前が申し訳ない、本当に悪すぎた…

というか意識が高い学生に出くわせてきたってことですかね。

今年もそれなりに平和にやらせてもらっています。

いやー、今年は本当に学生の肩を持ちたくなっちゃうんです。

当面の目標は英検です。英検組は取り組んでいる級の問題を必死に解いております。

2人ほど高1で英検準1級を受験する学生がいるので、

是非とも果敢に挑戦してほしいと思います。

あ、もちろん他の受講している学生全員頑張ってくださいね。

準2~4級までは満点合格を目指してもらっています!


とまあ頑張っているのですが、

「頑張る」っていう意味をはき違えている学生は正直少なくありません。

それはいろいろありますが、よくあるのは、

1、「言われたとおりに一応やるだけやってみたこと=頑張る」

2、「怒られないようにとりあえずやるだけやってみた=頑張る」

でしょうかね。これは頑張ったと言えません。

このレベルを「頑張った」とたたえられるのは

小学生とか勉強習慣がない学生で、

大学受験や医学部を目指す学生がこれで満足をするのであれば、

自分の能力でとりあえず行ける大学へいけばいいんだと思います。

私が思う「頑張っている」というのは、

(言われたとおりにやることはある程度は必要ですが、)

(それ以上に)自分の身にものになっているかどうかを意識して

物事に取り組んでいるかという行為に対して称えられることだと思っています。

あとは結果をある程度手にしており、

それについてこの先どのように結果を伸ばしたり、生かせるかを考えたりする行為を

「頑張っている」って言えるのではないかと思っております。

最近、あるカレー屋さんのオーナーとよく話すのですが、

このオーナーの口癖はこうです。

「俺はカレーに関してはうるさいけど、人に負けないぐらいまっずいカレーを沢山つくったわ。

だから今の俺のカレーがあるんだから!」

これは私の解釈では、

「俺は一杯やらかしたカレーを作ったが、その失敗を糧にしてきた数もハンパないからな。

だから、俺のカレーは簡単にまずいとはいわせねーよ」

って感じでしょうか。彼と話すと、実践の中で何かを得て、それを自分に組み込んでいて、

日々進化をしっかり遂げているんだなって感心します。

これは私の味覚の判断に過ぎませんが、

彼のカレーはめちゃくちゃうまく、カレーなのに次の日に胃もたれせずちょうどよい塩梅で、

しかも結構油溶性とかにこだわっていることもあり

化学的にものごとを考えながら創られているカレーで、

カレーをスプーンですくうと、彼の努力の結晶がなんか伝わってくるんですよね。

何事も「頑張っている」と、結果として目に見えてくるものです。

大学受験において、英語だったら努力をしていれば

センターで160点、河合のマーク模試で偏差値60~65、

英検だったら2級の高得点合格は1年で到達できるレベルです。

英語が苦手な学生にとっては高いハードルかもしれませんが、

受験で納得のいく結果をみたければ、

この目標を超えずして結果を手にした学生はいないでしょうから、

これをまず最低目標として目指してほしいと思っております。

でも、これはあくまでも最低目標であって、

すでにこれを超えている学生にとってはもっと上を目指す努力をしていかなければなりません。

その「頑張り」が見えた時に、私は学生によく「頑張った」と言います(笑)

ものすごーくハードルが高いと思うかもしれませんが、

それだけ自分に対して「頑張った」なんて軽々しく言わないでほしいのですよ。

ちょっと何かやったからといって「頑張った」と評価している人は

毎年うまくいきません。それはナルシストであり、自惚れです。

頑張ったかどうかは、ある何か物事をやっている最中には判断できません。

結果をみながら、その結果をみた自分とのやりとりで「頑張った」かどうかを判断するものです。

また自分の目標の立ち位置にすでにいる人間から「頑張った」と言われない限りは

自分は「頑張っている」と思わない方がいいでしょう。

それぐらい「頑張る」って難しいことなんです。

高いレベルで「頑張っている」のであれば、簡単に「頑張っている」と思わないこと、

低いレベルで「頑張った」と言われたい人は、今ある境遇からは抜け出せず、

それなりで終わってしまうものだと悟ってください。

私は学生にメールや置手紙によく「頑張って」と書くのですが、

これは、半分「頑張っていないんじゃない?」っていう皮肉と、

「まだまだ頑張ってやれるよね?」っていうエールだと思って結構。

引き続き厳しいのが、2016年の私です。

ついでですが、先週作ったホウレンソウカレーです!
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