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覚えることは「自分で作ろうとすること」

先日ある学生のお母様とお話をしており、

イギリスの習い事ってどんなものなのかという話になり、

イギリスではどうやらミュージカルなりバイオリンなり絵画なり……

日本でなじみのあるものも多いのですが、

日本では習い事として成立しねーなーってものもありました。

どうやらイギリスでは、11歳以下のこどもに対して保護者の同伴が義務付けられているみたいで、

子ども1人で出かけることはおろか、1人で留守番させることもできないというお話を聞いてびっくり。

だから、毎日の学校やお稽古事の送迎、そしてお友達の家にあそびに行く送迎等々、

全ての送迎を保護者(親またはそれに替わる人)がやり、

大人の目の届く状況でこどもたちを守ることが習慣づいているみたいです。

すごいですねよね。でも、共働きの親御さんだと容易におうちにいることはできません。

そこで、習い事やナニーを雇うんですよね。この状況は名古屋の富裕層では結構多いですねー。

その状況と習い事をする項目で多くのイギリスの親御さんが選ぶのが、

バイオリンだそうなのです。これは名古屋や三重の富裕層でも同じ感覚みたいです。

イギリスと名古屋で生活しているそのお母様にどうしてかきいてみると、

バイオリンは自分で音を作る楽器なので、自分で努力しなければいい音は出ませんし、

良い音にたどり着くまでの経過も体験できるので非常に根気がいるから

お勉強する前には最適な習い事ですよねってお話ししてました。

なるほどね~って聞いていた一方で、いやいや、

バイオリンってやっぱりお金もかかるから富裕層でしかできない道楽でしょう

とも思い、複雑な心境で聞いておりました(笑)

イギリスでは日本よりも比較的リーズナブルなお値段でバイオリンが学べるそうな…

まあバイオリンはヨーロッパのものですものね。バイオリニスト崩れも多々いるだろうし、

安くできるのは当然か…日本もそうなるといいですねー(笑)

バイオリンが自分で音を作る楽器だと、

やったことがないので実感はできないのですが、

確かにうまい人とそうでない人の音はなんとなくわかります。

バイオリニストたちは一回の演奏のために、

血がにじむような(いや、顎が平たくなるような?w)音練りをしているのでしょう。

ただセンスがあって聞いているのではなくて、

彼らは音を本当に脳裏に焼き付けているんでしょうね。

ものすごーくものすごーくレベルが低い話で言えば、

私も今同じようなことをしています。去年、一昨年と体を悪くしたこともあって

体調の自己管理をしていかなければ早死にするとお医者様に言われたので、

ここ最近自発的においしいものを食べることもそうですが、

自分でおいしいものを作れるようになろうと強く心に目標を掲げるようになりました。

そこで最近通っているのが、インド・スリランカ料理なのですが、

こんな感じで、スパイスを学習しながらお料理のイロハを学び、

自分の生活に応用していっております。

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こんな感じでシンプルな料理ばかりの教室ですが、

スパイスの使い方と意味がよくわかるので、私は満足しております。

しかも、教室のお値段まで安いので、こりゃいいやって思い通ってます(笑)

さて、料理も音楽と一緒で、自分がおいしいなという味を創りだして、

料理を体得するわけですよ。

しかも、それを何度も自分で作れるレベルにまでなる!

バイオリニストほど私は料理に気合を入れていませんが、

気合を入れてお店出そうぐらいになったら、

料理もバイオリニストに負けないほどのartistになるでしょう(笑)

とまあ、とにかくどちらの行為も脳裏に刻み込む努力をしているということなんですよね。


さて、こんなバイオリンの話や料理自慢をしたいのではないんですよ。

「英単語を覚えることがとにかくできない」、「定着がなされない」という声を良く耳にします。

その原因の一つは、上記のような自分のなかで作りだすという行為をしていないからです。

「何度も英単語帳を繰り返しているんですけど、ちっとも覚えません。どうでしてですか」

そんなのは当たり前で、ただ単語帳を買って、なんの脈絡もない単語だけを見ていても

よほどの記憶力のよい人でなければ、もしくはきっかけがなければ覚えるはずがありません。

英単語や英文を覚えるのは、本来長い英文を読んだ中で覚えるのが普通ですが、

受験ではなかなかそれができません。では、どうするか。

単語帳に載っている単語を自分の紙辞書で語句を調べ、

その書かれた英文の情景をイメージして脳裏に刻み込もうとするかどうかが

英語の定着の有無を左右します。

字だけでイメージできない人は、googleでわからない英単語を検索し、

画像検索でもしてみてください。結構その単語に関連する画像がhitします。

とにかく、こういった努力なくして、そして英文を読みまくろうとしない限りは

英語ができるようにはなりません。

あと、「○○のために英語を覚えなければならないから、英単語の知識を作ろうと

しなければならない!ガンバロウ!」っていう知的好奇心というか、

未来への意志が強いかどうかで、定着のスピードが変わります。

やはり、これは脳科学者の茂木さんも同じようなことを言っていましたが、

要は「覚えよう!」ってなるかならないかなんですよね。

私は英語や国語や社会、そして数学は自分でも納得しながら

勉強してきたので、できないなりにそれなりの所までは到達したのですが、

理科だけはまったく意味が分からないし、納得できなかったので

最後の最後までできるようにはならず、単語のように丸暗記で乗り切りました・・・(笑)

だって、電気とか危なくて触れないし、生き物は動くし動作が先読みできないからなー(笑)

まあ受験においても、とにかく記憶を作ろうとする作業ができるかなのです。

本当にお勉強ができる数学実力者は、自分で問題をつくって、

同級生と解きあっているんですよね。

英語でしたら、この日本語を自分だったらどうやって英語で解釈する?って具合に

自分の知識に研鑽を与えようとするんですよ。

受け身の学習ではできるようになりません。

特に医学部受験は勉強する科目の量と深さが結構ありますので、

それなりの知的好奇心がなければ、それなりの医師なろうとする意欲がなければ

まあ他の道を歩んだ方が賢明な判断だと私は思います。

まずは自分の手を動かしましょう!
cancan
Posted bycancan