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開眼した生徒。

先日、ある生徒さんが国公立大学の受験を希望したいと言いだしてきました。

申し訳ないのですが、その生徒さんは、

現時点ではどの国立にも引っかかる実力を持ち得ていません。

困ったなー。どうしようかなー。(目指すんじゃねーよ(笑))


半分暴言が見受けられるのですが、悪しからず。いつもこんな感じです(笑)

私はこういった超無謀人間が大好きで、なんとかしたくなってしまいます。

そして、「そんな大それたことを良く言った」とほめてあげたくなります。

しかし、それ以上に今の境遇をしっかり理解した上で、

一大決心をしたという彼の精神の大転換こそ、

今回彼にとって大きな財産となるでしょう。


大転換する時期は、受験期以外にもたくさんあると思います。

しかし、受験期ほど日本人に謎の強制力を与える時間はなかなかありません。

そして、みんなその状況におかれるわけだから、

それを逆手にとって、一発逆転を狙わないわけにはいきません。


このように受験は現実を考えなきゃいけないのですが、

ある意味で一番ロマンを追求できる人生の一大イベントでもあります。

もし大学受験期に医者を目指さないで妥協していたら……。

もし大学受験期に獣医さんを目指さないで他の道を進んでいたら……。

もし大学受験期に人生を一変させようと思ったのに努力をしなかったら……。

もちろん、こんなことは大学受験期が終わってもできることですが、

残念ながら日本は受験期を越えて社会人になってしまうと、

大学に戻ることは非常に難しいです。

私もいずれは学問の道へ戻ろうと模索していますが、

傍から見たらもうこれはダイナマイトをくくった敗走兵みたいな立場、

自殺行為だと考える人も多いでしょう。

しかし、ある時期にこうしようと思ったら、こうしようと思ったことをしないと、

今以上の成長は今後なくなってしまいます。

自殺行為だとしても、死ぬ気でやってダメだったら、

諦めがついて、その時点で培った知性でまた新たな道を模索していくはずです。

レビ=ストロースが生きてて、この発言をみたら、

「なんて理性を尊重したがりな人間なんだ」と嘲笑されるでしょうが、

私は世界が構造主義を考えようねーって思っても、

おもむろにヘーゲルのような「人間」(ホモ・サピエンス)を目指していきます。

つまり、ものすごーく簡単に言えば、

「人間は絶対知や自由のために、よりいい人間になろうとしていこう!」

ということです。


こんなことを考えながら、

私はその生徒を全面的にバックアップしていくことを決心し、

度肝を抜く結果を彼にささげようと思います。

彼はまさに19世紀に生きたダンディの化身。

どこか社会を冷ややかな目でみているのですが、

なんか人にあっといわせて驚かせたいという複雑な精神をもっているのです。

しかし、ダンディズムの研究をしていた私にとって、

そんなダンディ気質を備えてしまった人間をほっとくわけにはいきません(笑)


一緒に歩もうじゃないか、わが同士よ。

学習におけるダンディは、わが同士以外の何者でもない。

そして、いつか世界を震撼させようじゃないか!







……と、明日その生徒に言おうと思います。


そして、これを言ったあとにプランをみたら、

彼はきっと生涯で一生忘れることのない

地獄の劫火のような夏を味わうのかと思うでしょう。

そして、私は気持ちを察して、

現実逃避するがごとく2度寝をしたくなってきました。


cancan
Posted bycancan

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