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伝えたいように伝えられる英語に最後はしてあげたい。

私は英語講師をしているのですが、非常に歯がゆいことがいっぱいあります。

例えば、先日ある先生からご指摘を受けた際の話。

「make clearはダメです。make it clearのがいいので、ここは変えてください。」

これに私は納得いかなくて、少々立腹しておりました。

というのも、完全な間違いであれば直さなければなりませんが、

make clear thatは一般的にも使用されるれっきとした語法として存在しており、

直す必要がないのに直すのが納得しなかったので、

わーわー言っておりました。でも、受験指導をしていると、

受験のルールに沿った凝り固まった考えの方も多く、

(文法も軽視して読めればいいっていう先生も多くいます…)

なかなか折衷というかちょうどよくなあなあにできる方がおらず、残念です。

だから、あまり英語の先生たちの仲良くしないのですがねー(笑)

(前の塾の一番上の人も英語の先生。昨日も私のブログを覗きに来てましたね…

やっぱり英語の先生は全員嫌いとは言いませんが、嫌いな人が多いです…。)

とまあ、make clearの一見もあるのですが、

以前、スティーブ・ジョブズの評伝の中で"think different"と使用していましたが、

これは文法的には間違い。think differentlyがベストなのですが、

ジョブズは自分の見解をこう述べております。

「広告を出す前に我々はこの表現(think different)が正しいかどうかについて議論をした。

我々の言わんとしていることを考えれば、この良い方で文法的に問題はない。

人と同じことを考えるのではなく、違うことを考える、ということなのだ。

人とちょっと違うことを考える、かなり違うことを考える、違うことを考える。

「Think differently」では、私の考える意味にぴったり合わないのだ。」

彼が文法家でもなく言語学者でもないからこんなに強気で言えるのでしょうが、

でも、言語ってこういうものなんだと思います。

国連やお堅いビジネスライクの世界でこれはまずいのかもしれませんが、

クリエイティブの世界でならばこれはまかり通るような気がします。

私も以前はファッションの第一線の中にいたことがありますが、

やはり英語がめちゃくちゃというか、

とっても聞き慣れないような表現をたくさん耳にしてきました。

だから、別にいいんじゃないのって思っていたものが、受験ではいやいやそうじゃないっすよ!

ってのを矯正しようとしてくることが多く、日本で英語の運用をするのが苦痛に思うようになりました。

(だから、日本では本当に英語を話したくないので、できないふりをします。

文法チェッカーとか単語用法チェッカーがいっぱいいそうだもの(笑))


こう思う一方で、学生にはそれなりに基礎事項をしっかり教えます。

基礎事項というか、一応受験ではこうやって決まっているからねーっていう

ベースをしっかりお話しします。

そして、その上で崩したもの、もっとネイティブに近い表現や

学生たちが「こういう表現やこういう解釈をしたのだがどうだ?」

みたいなやり取りをしながら授業をして、理解を深めていきます。

授業でダメなものはダメ、いいものはいいとはっきり明示してあげることが

やはり大切なのかなって思います。

学生にも先生にもこういう人いませんか?

「この単語が来たらこうやって処理するほうが無難だからこう!

「沢山」という日本語が来たら単複考えないa lot ofを使う!」

みたいな金太郎飴英語を教えたり、覚えたりしていませんか。

これでは、受験はなんとかなるかもしれませんが、

一般社会では「つまんねーなー」って思われてしまいます。

我が軍の一人は「おびただしい量の情報」という日本語を、

a ton of informationと訳していました。こういう感覚を潰さないようにするのが

これからの英語の先生の役目だと思っています。

要するに、先生の方も鋭く読み込んで、

知っている語句を増やさなければならないわけですよね。

私も日々勉強。英語に不自由ない学生を引き続きたくさん作りたいと思います。

cancan
Posted bycancan

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