昨年から題名にもある「形式的にこの問題はこれが答えでしょ!」
っていう問題の解き方をしている学生には頭を悩ませます。
今年の我が軍にはそういうあんぽんたんな学生ががいないので
安心しているのですが、先日出会ってしまってがっかり(笑)
まあ、ある意味で問題をしっかり解き抜いている証拠ですがね。
全否定ではないんです、そういう学生を。
でも、入試問題って毎年変わるので、仮に出題者が気合入れて問題を創ってしまった場合、
ひっかかる可能性は高くなります。
先日こんな問題を出しました。ある有名予備校の先生の問題を拝借しました。
Who did you have ( ) the house?
①painted ②been painted ③paint ④なし
これは答えは③ですが、①と④と答えた人がたくさんいました。
ぱっと見は現在完了形にみえますよね。
でも、そうではなくて、使役動詞haveの目的語を尋ねた疑問文という問題です。
中3の問題に見えて、haveを「~させる」と助言すれば
中一の知識でも解けてしまう問題です。
難しいんですよね、地味に、この問題。
(簡単だと思った人はきっと文法の勉強がしっかりされている!)
でも、形式的なものになれてしまう学生にとっては、
こういう問題が非常に難しく見えてしまうのですよね。
こういう意地悪だと思っていませんが、学生にとっては意地悪に見える問題を
今年は400題作って、学生にやらせるつもりです。
形式的な問題(NextstageやVintageに載っているような問題ね)をやりきった後に、
今一度文法書でも引っ張り出して、細かく学習してほしいです。
今年の夏期講習の学生達には、そこそこ捻った並び替え問題をやらせて、
1問1問の知識の深さを突いていきました。
そして、それをどうやって問題に生かし、早く解くために何を考えるかを
お話ししていきました。
形式的な問題を終えたら、必ず難しい問題集を1つチョイスしたり、
記述できるかなって確認しながら英作文や並び替え問題を解いたりしてくださいね。
選択肢の直前直後しか見ていない勉強は負け戦の予報を出しておきますからね!
今年の学生は本当によく頑張っているし、良く考えているので
なんか安心度は高いです。
でも、大丈夫ととても言える状況でもないので(目標も高いし)、
引き続きビシバシ指導していこうかなと思います。
もう一週間で9月ですか…早いですな。
では、また朝から執筆作業に精を出します!
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