さて、今年は夏に大化けした学生をよく見ます。
私の生徒ではないのですが、夏期講習の授業で教えていた学生が
ものすごく英語のセンスが上がっていたのを感じ、担当の先生と
「いける!」ってお話をしておりました。
我が軍の学生にも高校1年生の時点で文法を終えて、
演習もそこそここなせる実力になった学生がちらほらいます。
大半の学生が偏差値70をたたき出せているので
(簡単な模試だと偏差値75とか出ちゃうんですけどね…)、
今のところ順調かないったところです。
また、指導をし始めた学生達も勉強習慣ができたり、
弱点がはっきりしたのでそのことに集中している状態になっているので、
やはり良い状況が続いております。
こんな学生たちに共通することがいくつか挙げられるのでは?
と先ほど考えていたのですが、
「夏に大化けする学生」の共通点は、
やはり、
①「春から夏にかけて粘りつつ継続してきたこと」、
②「夏休みに入る前に目標がしっかり現実的にたてられたこと」
③「夏休み中に必ず終わらせる!
と意気込んで、なりふり構わずやったこと」
この3つが揃っていることでしょう。
①はできていればできているほど、大化けするばねを作ってくれる要素です。
ただ夏前までにやれたことが何かをはっきり明確にできたり、
もしくは「自分は夏休み前まで何もできなかった…」と大きく反省できることが
分かっていれば問題はありません。
夏前に何をしたかを洗い出せばよいという意味で、②を必ずやらなければなりませんね。
そして、②で立てた計画に沿ってちゃんとやれたかどうかが③ですよね。
まあ結局のところ②と③がちゃんとできれば、それなりに挽回はできます。
しかし、夏は誘惑も多いので、なかなか難しいんですよね。
去年の学生の多くは、誘惑に勝てずに散っていった印象があります。
受かったとしても大きく実力が伸びずに秋以降切羽詰めた学生が
多かったかなと…。
まあ、受験生にもかかわらず、
クラブや居酒屋に行って飲み歩いたり、
のんびりショッピングに行ったり、花火大会や海に足を運んで、
走馬灯のごとくうつつをぬかすだなんて学生も世の中に入るのでしょうが、
私には目の前に大きな目標や障壁が立ちはだかっているのにもかかわらず、
そうやって脇道にそれる人の気持ちがわかりません。
辛いでしょうが、私欲を押し殺して1年をしのぶのも
人生を決めるときにおいては、生きている中で1度はあっていいでしょ。
今年はそんな阿呆がいないことを祈っています。
私の師匠と先日お電話でお話をしたのですが、
師匠は「私も忙しくてね、講演を10本も断ったわよ。
ま、研究好きだからいいんだけどね。
研究発表までには頑張るのが夏の天王山の過ごし方よ!」
さすが教授の鑑。本当に尊敬できます。
教授はどえらくなったって、そうやって受験生並みの仕事をこなしています。
教授の下でいずれ教わるであろう方々が勉強しないで
夏の催し物にのっかるのであれば、やはりそういう愚学生には
大学には行ってほしくないですね。
(ま、夏休み終わって1日ぐらいは息抜きしてもいいですけどね。
中には毎日ふらふらする人もいるんですよー。)
こうやってのほほんと生きている学生がいる一方で、
夏に大化けした学生も全国にはたくさんいます。
本当に本当にそういう学生達には引き続き頑張ってもらって
大学で謳歌してほしいなと思います。
夏に思ったよりもできなかったなと思った人も、
まだまだ時間はあるので、仕切り直してくださいね!修正する力も大切です!
ちなみに先日お会いした学生たちは、自分の好きなことをやりながら
お勉強しているようで安心しました。
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