夏期講習の指導がほぼ終わりまして、少しのんびりしておりますが、
学生の方々はどうでしょうか。実力が付きましたかねー。
先日、わが軍のマーク模試の結果をみて少し安心しました。
大半が170点近辺で、本領発揮できなかったという学生でも
150点は切らないという状況でした。平均点はなかなか高めに終わりました。
状況としては悪くないかなと思いますが、
マークで取れる分、記述に時間をとらなければならないなーなんて思いながら、
9月以降の準備をしております。
この時期にセンター試験型のマーク模試でスコアが取れないのは
かなりまずいです。
今後行われる模試は難しくなりますので、たやすくスコアをとることはできなくなります。
特に記述系の模試は厳しくなるので、今のうちに目安となるスコアにするべきでしょう。
センター系でスコアが取れないのは、次の2つができていないことが
原因となっていることが多いです。
1、基礎事項があまりにも欠落している。(文法も単語も)
2、基礎事項に当てはめすぎて、応用というかおおまかな解釈であると割り切れない
という状況が原因となります。
1が欠如していると、多分100点を切るか、よくても120点近辺でとどまります。
センター試験は高2の夏ぐらいまでにやったことが完璧であれば、
120点から150点ぐらいは軽く取れます。まず100点を切っている学生は
基礎文法の見直しをしっかりしましょう。
2が原因となるかなと思ったときは、
文法マシーンになっているときですかね。それでも、160点ぐらいまではいきますが、
長文に書かれている英文をすべて構造を追ったりしていたら
さすがにすべて終わらないことだってあります。
そこで、160点近辺が取れる実力が付いたら、
文法事項から少し離れて、英文をパラグラフを意識して読むとか、
早く読み取る練習など、
文法を重視する読みから変化させる作業をしなければなりません。
それをしていくために文法事項が一瞬おろそかになって、
スコアが落ちる時があるのですが、
スピード感を持って読み込む努力をしていけば、結局のところ
ある境地を超えるようになります。その境地が180点~190点の世界です。
ミスをするのは文法の問題や発音の問題になってくるでしょう。
しかし、注意していただきたいことがあるのですが、
このスピード感をもった読みをすることをダラダラやらないでください。
スピード感を持った読みを練習するのですから、
短期集中でがーーーーーって英文を読み込んでくださいね。
センターレベルのものをちゃんと読めるようになるのであれば、
1ヶ月間、1日2~3長文(センターレベル)のものをやりまくって、スピードをつけることです。
ちまちまやっていると、文法事項を忘れてきてしまったり、
じっくり読んでいる方ができるじゃないって結局思うようになり、
実力が文法意識だったほうが高かったりします。
去年文法事項をガッチガチにした学生が
今年力を落としている学生をよく見るのですが、
それは使える文法が飽和しきって、少しずつその知識が抜け始めている証拠です。
そう、そうなっちゃったときは再び文法を入れ直さなければならない時があります。
うーむ、二度手間です。
でも、1回目に基礎を入れた時間よりは短い時間で復習できると思いますし、
そこからまた長文をがーーーって読みまくってくれたらいいです。
ある程度の実力ができあがったらあとは
伸びあがることを前提に一か月命懸けで長文を解きましょう。
そうしたら、記述も実は実力ついたかもっていう特典までついちゃうかもです。
残りの夏休みを無駄にしないで頑張ってください。
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