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雑記

できる学生の本棚とは

人の本棚をみていると、その人の成りや性格がなんとなくわかりますよね。

これは以前にも書きましたが、私の本棚には参考書も、漫画も、英語の学習法も、

ファッション・服装理論も、世界システム論も、哲学系も、純文学もまぎれているので、

少々異様にみえます。本のジャンルを見るだけで、

「あ、この人、変な人…」って思われること間違いなし。

例えば、『日本ネクタイ史』という本を持っている方がどれだけいるかって…

図書館にしかない代物ですよ(笑)

ある学生と本棚の話をしていたのですが、

「本を並べるって難しい作業ですよね。私は気分によって変わるんですよ!」

って言いながら、自分の本棚にある本の並べ方を熱弁してくれました。

あーこの人本当に本を読んでいる人で、好きなんだなーって

感じるんですよね、こういう話をしていると…そして、

本棚をしっかり作るってことは、読んだ内容がめちゃくちゃわかっている証拠なんですよね。

このジャンルはこのへんに置いておきたいなっていうのって、

本によってあるんですよね。

私も服装理論系と生活史とブランメル系は近くに置きたいのですよね。

ブランメルというダンディの本と昆虫の図鑑が並べられていたら、

おかしいと思いますし、ブランメルはそれを好まないでしょうって思えるんですよね。

これってブランメルへの愛着なんですよ(笑)

例えば、名大の司書さんの本棚の整列に関する精巧さってなかなかですよ。

絶対にこの司書さんは分野外だろうって思っても、

「○○って人はこういうことに精通しているから、たぶんこの棚にあるんですが…」

ってよくわかっていらっしゃるんですよね。本当に生きるインデックスって感じ。

国会図書館だったら余計そうでしょうね。(あそこは本の工場みたいですよねw)

乱雑だったり、蔵書がものすごく多いとたまに探せないことってあるんですけど、

だいたいのジャンルがわかれば、置いているところってわかるんですよね。


というわけで、本棚をしっかり並べられる学生で、お勉強ができない学生をあまり知りません。

あ、きれいに並べているっていうことがいいって言ってませんよ。

乱雑に並んでいてもいいんですが、根拠を持っているかどうかなんですよ。

逆にきれいすぎたり、本のジャンルが学習書のみだったりすると、

「あ、この人、お勉強をいやいややっているのかもしれない」って思いますもの…。

出来る学生、というか本当に勉強している学生の本棚には

「学習法」や「教科別のワーク」よりも、自分の趣味の本のほうがたくさん並べられています。

本を読んでいる学生にはかないません。少なくとも最後の最後で大きな差が付きます…。

人に見せられる本棚を作ろうって思いながら、本を選ぶのもいいかもしれませんね。

ちなみに今の私の書斎の本棚は見せたくないです(笑)

理由は英語に関する本が多すぎ始めたのと、趣向をくすぐる本が少ないためです。

勉強が足りなくなっている証拠です。仕事しすぎてる証拠です。

もっと深さがある講師になれるように頑張ります。

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