今年のわが軍の高1~高2は本当に勉強します。
医学部受験の学生も自分の問題点をしっかりもってよく勉強します。
私がここでいう「よく勉強している」というのは、
何時間も机に向かって勉強していることもそうなのですが、
それ以上にも問題集を解くよりも、英文を精読したり、
文の構造を良く考えたりしているということです。
今年の学生はめちゃくちゃ長文を読ませておりますが、
しっかり和訳と照らし合わせながら、英文を一語一句落とさず読む努力をしています。
こういう努力をしていると、9月には和訳から離れて、和訳に頼らずに
英文だけで意味を捉え、自分なりの解釈で英文を読もうってことができるでしょうね。
文法の基礎知識が学生にかなり備わってくるので、
膨大なインプットをしてドンドン読み込んでもらおうと思っています。
どこかの時期で「英語って一語一句こうなんだよ」ってことを
英語の学習ではしなければなりません。
特に初心者からセンター試験の問題で120点ぐらいの学生は
こういうことから避けようとしているから、
万年その実力から飛躍しないことが多いのです。
よく、「和訳をすると実力が落ちる」と言いますが、
それはかなりお読みになれる人の理屈で、日本語を母国語としているひとにとって
いきなり日本語とはルールがかなり異なっている英語だけで英語を習得するというのは
よほどの聡明な方ぐらいで
(明治時代でも東帝大で英語で授業していたってわかっていたのは半分いないでしょう)、
一度は英語を和訳して意味をしっかりかみしめる作業をしなければダメです。
そこで英語の文の組み立て方やリズムがわかることだってありますので、
1語1句を追う泥臭さはやはり1度短期集中でやってほしいのが本音です。
少々怖いことを言うと、去年の医学部受験で見ていた学生の大半は、
問題集に走ってあれこれ品をかえて問題を解いてはいましたが、
結局飛躍的にできるようになった学生はいませんでした。
偏差値55でとどまった学生もおり、私の頭を悩ませてくれました…。
(今頃どうなったか知りませんが…)
そのなかにも英文を全部和訳していた学生もいました。
あまり効率がいいとは言えませんが、やはりそういう努力をしていたおかげか、
最後の最後に偏差値70を突破し、複数の医学部正規合格をもらった学生はいます。
その学生は私があった時には実力がかなり出来上がっていた学生でしたが、
努力してきた形跡をみてものすごい量の和訳をしていたことを知り、
この事実はやはりこれからお勉強をする人にお伝えしておかなければならないでしょう。
やった長文をすべてノートに和訳しなくてもいいですが、
ある程度やった方がいいです。学校の教科書でもいいので…。
もしくは書かなくても、和訳と照らし合わせる作業でいいので。
お盆休みは人がいっぱいいるので、お家で英語の勉強を泥臭くやるのもいかがですか(笑)
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