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無理矢理文法を詰めてもダメな学生はいる。

3年前から超進学校の学生を教える機会が増え、

講師としていろいろ勉強させてもらったことがあります。

これまでは英語が苦手だから底上げしてほしいとか、

中学生からじっくり力をつけてほしいという比較的長期的なご依頼をもらったり、

実力がないのだが受験ギリギリでなんとか1年で実力をつくれないか

っていうご依頼をいただくことが多かったのですが、

やはり勉強を習慣的にやってきた学生たちはなかなか落ち着いており、

何をすべきかよくわかっていますね。

ただ、灘や開成や東海や南山女子の最上位を教えてわかったのが、

「文法知識を強要しないこと」ですね。

一回、ある南山女子に通っていた帰国子女の上位の学生に

「文法は大事だからしっかり覚えようね」って

なかば強制気味に文法事項を強要した部分があったのですが、

それをしたために成績が振るわなかったことがあります。

「なんか前よりも自由度がなくなって読めなくなった!」と言われ、

私の解釈では「最初は論理的に読むとか深く読む練習を施すために

文法をある程度浸透させないとだから読むのが一時的に遅くなるんですよ」って

言っていたのですが、さすがに第2回の模試で偏差値が大変なことになって、

私自身が考えを改めるべきだって気づかされたことがありました。

そこで気づいたことは、「英語のいろはがある程度浸透している学生に

文法は強要しないほうがいい。文法事項はイディオムみたいに覚えさせるスタイルに変えたほうが

彼女のノリに合わせられるかも」

と思い、彼女に「難しい文法はもういいよ!問題と来ながらわかればいい。

that節はitの真主語だからとか分析しないで

意味が通るなって思った内容をそのまま書いてごらん!

文法の4択問題はできるかぎりあなたが知ってそうな知識と繋げられるように

覚えることだけに集中できるようにするから、音で覚えて。」

って言ったら、この采配が見事的中で、模試でも本番でもうまくいきました。

私の中での英語の勉強を押し付けても(ある程度はやってもらわないと困るが…)

実際に論理力がむちゃくちゃ高い学生や、国語力でちょっと単語を覚えてしまえば

内容を取れてしまう学生にとっては

文法を逐一考えることが苦痛になってしまい、本来の力を発揮できないことがあるのですよね。

だから、本当になんか頭がよろしいって思った学生や

他の科目ができるのだが文法が明らかにダメだなって思った学生には

センター試験レベルの文法だけは最低限説明して、

あとは多読させようと割り切って指導するようになりました。

私が数年前に教えていた灘の学生たちには、とにかく量を読ませて、

できる限り文法説明を排除して、入試問題を読みぬきまくっていました。

帰国子女を教えている時はもう文法を教えて躓いても説明をしても、

「どうせまた入らんから、感覚ができるまでまつしかねーな」って割り切ってます。

(ごめんね、帰国子女たちよ。でも、説明はちゃんとしているつもりだから許してね(笑))

彼らは英語を生活の中で身につけてきたので、

彼らが知ってそうな似ている表現を例に出して繋げながら

文法とはかけ離れた方法で説明すると結構覚えてくれるんですよね。

高校生の指導的にまずい感じに見えますが、これでいいんです。

「中途半端に物事を知ると余計にわからなくなる」っていう誰かの訓示があるように、

受験で要は処理できればいいので、本が読めればいいので

学校の先生や教授のようにすべて端から端まで知らなくてもなんとかなるのです。


あ、文法をやらなくても大丈夫って意味ではないですからね(笑)

ある一定のレベルを超えた学生の話をしていますから、

英語が苦手な人は必ず文法問題集は一冊こなしてからこのことを考えてくださいね。

引き続き夏の鍛練を積んでください!
cancan
Posted bycancan

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