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![]() | 英語論文問題の解き方 (2006/07) 今野 雅方 商品詳細を見る |
この参考書は英語論文の添削に精通した講師が執筆したもので、内容も鋭い上に非常に難しい。従って、このテキストを使用する学生は限定されるかもしれない。東大や京大をはじめとする論旨や要約の記述を求められる問題を解かなければならないが学生はぜひ読んでおきたい。また、大学院入試でも十分対応できるレベルなので、一冊手元にあると便利だろう。
この参考書の特徴は、何といっても第一章のイントロダクションで書かれている要旨と要約とは何か、またどのようにそれらは書かれているのかを明確に記述し、論述の基本形式を細かく且つ正確に説明されている。2章以降は問題演習と解説になっているが、いきなり英文を読ませずに日本語での要約・要旨の記述練習をすることで、われわれの理解をより明確にしてくれる。それ以降はテーマ別の英文が与えられ、問題の解説が行われている。この解説もまた親切で、1段落ごとにどういったことが書かれていたかを説明し、要旨を書く上で必要な部分の指摘も忘れていない。以上のように、しっかり読み込むことで大学入試の記述問題がかなり平易に見えてくるようになる1冊である。
【使用法】
まずはイントロダクションの内容を正確に把握することが重要になってくる。そして、それを踏まえて、2章の和文要旨の練習でより卓越した日本語の運用力と、論理展開の整理をスムーズに行えるように精進してほしい。したがって、読みこなす自信がない人は無理して手を出すことはない。購入したとしても1~3章まで練習すれば十分かもしれない。また英語の読解レベルが低ければ、ここに掲載されている問題には歯が立たないので、もっと平易な参考書を手に入れて学習しよう。しかし、どんな英語の問題にも対応できるようにするのであれば、この本は必読書となるので、東大・京大受験を考えている人はこのレベルに到達できるように頑張らなければならない。ペースは人によってまちまちになるだろうから、あえて記述しない。しかし、この参考書は9月以降に使って、じっくり読み込むのが理想のように考える。
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