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国語力と読書感想文

先日、わが軍のある学生がお住まいの県内で読書感想文が入選し、

賞状をもらってきていました。いやー、我が軍の誰かが毎年1枚もらってくるのですが、

今年は私の力を使わずして、もらってきてくれたのでw、非常にうれしいです。

しかし、この学生がすごいのは、

読書感想文を提出するまでに8ネタも書いたとのこと…。

1つの本を読んで、8つの異なった内容で感想を書くのは

素晴らしいですし、その本の筆者もそれを聞いたら喜ぶでしょうね。

私も読ませてもらいましたが、みんなが知らなそうなエピソードですし、

我が生徒ながら、すごく鋭く、良い着眼点で書かれている文だなと感心しました。

ほんとうにおめでとうございます!

さて、そんなこの学生、このお話だけ聞くと、

「え、この人は国語力があるんでしょ。国語ももちろんすごいんだよね?」

ってお思いではありませんか。

実はこの学生、実際の国語のテストになるとあまり芳しいスコアではないんですよ。

悪いとは言いませんが、とびっきりいいとも言えません。

こういう学生は結構いるように思います。

思いを伝えようっていうことで、うまいも下手もないってことなんですよ。

論理的に理にかなっているものを詩歌で表してもつまらないだけで、

そんなものは実際の人間の心に響かないことがしばしば。

金子みすずの詩がどれだけ易しくて優しい言葉で書かれているか。

哲学者にはまねできないような柔らかさですよね。でも、響くんですよ。

要するにこういう学生をみていると、

実際の国語力はテストでは測れないんですよね、ってことが言いたくなります。

センター試験や実際の入試の国語を解いていると、

特に小説の問題ですと、問題を作った人の解釈こそが答えで、

それに沿っていないものはすべて答えとは言えないっていうことなのか?

っていうように、非常に歪曲した解釈というか凝り固まった解釈というか、

自分の解釈が人に作られてしまうように思えてきます。

論説文なら正しい正しくないがはっきりわかるので、

問題を創るのであればかまわないのですが、

小説に答えはないでしょう。いろんな読み方があるから、小説の威力って健在なんだよ

って思うことがしばしばですよ。小説まで、こういう読み方なんですって言われたら

つまらないなーって思うので、私はセンター試験が解けたからと言って

国語力がめちゃくちゃあるとは思わないし、それがスコアとして取れないからと言って

国語力がぬるいなーって思いません。

所詮テストはテスト。英語の本当の実力がTOEICで測れないのと同じです。

TOEICなんて、傾向と対策をとれば、(本気でそれをやれば、)

900点ぐらい取れます、多分。

だから二日酔いで満点取れる、

もしくは950点を取れると言えなければダメというのですが…

(先日、私も受けましたが、スコアは二日酔い状態で910点でした…まだまだだ!w)

こういう、テストですべてを語るという錯覚は私の中で起こさないように努力しております。

是非とも彼の素晴らしさを維持しながら、より強靭な国語力と英語力を

つけていくサポートをしていきたいと思います。

cancan
Posted bycancan

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