![]() | ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ) (1987/12/10) 伊藤 和夫 商品詳細を見る |
【特徴】
この参考書は、英語をゼロから始める人、中学校の知識までは網羅しているが英文が読めない人、文法問題は解けるが長文を読むと内容がわからなくなってしまうといった学生にとって、非常に大きな影響を与えてくれる一冊だ。中学生でもある程度の文法を理解している学生であれば、最初の10単元ぐらいはこの参考書から有意義な知識を得られるだろう。
この参考書は英文解釈がメインになっており、PartⅠでは主に文と文のつながりの判別方法や、高校生が理解しにくい句や節の説明が非常に詳細に行われている。また高校生が苦手とする単元(比較・関係代名詞など)といったものも巧妙に説明されているので、ぜひ読んでもらいたい。1単元で、2~3文の比較から文法の相違を考え、そのあとに中文読解問題とその解説が掲載されており、非常にボリュームがある。また、説明も膨大なために、問題を解きながら英文法を網羅してきた学生にとっては少々苦痛になるかもしれない。したがって、この本は短期間でカバーするテキストとしては不適である。しかし、1冊をバイブルとして扱い、文章が読めなくなったときに辞書代わりに読み物として使用すれば価値あるものになるので、高校1年、2年生にはぜひ読んでもらいたい。
また各単元に著者の小話や問題の軽い総括も入っているので、楽しく読みながら英語を学習することができるだろう。
【使用法】
この参考書はとにかく読んで理解するために使用してもらいたいので、まずは1日~2日かけて熟読してほしい。そして、できれば手元に平易な1文和訳の問題を置いて、解釈する練習をするとよいかもしれない。そのあとに単元末にある中文を読んで、文法の理解を深めるとさらに効果的だろう。したがって、合計で35単元あるので、1単元2日かけたとして70日で一回読み終える計算をすれば、およそ4ヶ月で2周できるだろう。しかし、これは前述のとおり理解を深めるためのバイブルであり、機械的にこなすというよりはゆっくりじっくり読み込むことをお勧めする。
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