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生徒の一言から考えたこと

先週生徒がこんなことを言っていました。

「僕の友達はみんな大手の予備校にいったのですが、

僕より成績が上がっていたやつは一人もいませんでした。

そして、誰もが「お前って頭良かったんだな」って言い、

僕は今までものすごく馬鹿だと思われていたんだと気付きました。」


うれしいのやら、かなしいのやら、

複雑な心境ですが、一つわかることは、

彼の友人は彼の実力にビビったということです。

これを聞いて、私もとてもうれしかったです。

しかし、どうしてこんなことが起こったのでしょうか。

これは二つのことが起因していると思います。


一つは思い切って、僕の生徒は超基礎まで戻ったことです。

生徒はきっと屈辱感に苛まれたでしょうが、

私は思い切って中学校2年生まの知識まで戻って、

不定詞や動名詞などの基礎を徹底的にやりこみました。

そのおかげか、基礎ができあがったおかげで、

生徒の頭の中にベースになる型ができ、

どんな問題でも基礎のレベルまで噛み砕いて読めるようになっていきました。


残念ながら、大手の集団授業ではこのケアができません。

生徒が大手の予備校にいってありがちな間違いは、

とっても素晴らしい授業を聞いているだけで自分もできるようになっているという

錯覚を起こしてしまうということです。

授業を聞いてすぐにできるのは、言うまでもなく当たり前です。

問題はその授業の復習をして、類似の問題を探して、

自分で理解するところまで落とし込むという作業ができるかどうかです。

予備校の授業は、受験の内容+パフォーマンスでできているでしょう。

割合は教える人によってまちまちですが、パフォーマンス要素は誰にでもあります。

これは生徒の興味をひきつけるためにやっていることなので、

いたしかたないのです。

よって、その授業だけ聞いているというのは、

サーカスで「すげー演技だったなー」っていう感想をいうのと同じで、

日が過ぎていくにつれて、少しずつその記憶は消えていくのです。

従って、予備校生活を送る場合、

自分でその記憶をいかに鮮明に残せるかがキーポイントとなるはずです。

授業のあとの形状記憶にぬかりをみせたら、すべて無意味になるのです。


そして、もう一つはストイックさだと思います。

よく「3人揃えば文殊の知恵」と言いますが、

それはあくまでも複数の人間が全く同じ問題を処理するときに使われるもので、

受験のような個人戦の前では、それは無意味です。

受験ははじめから終りまで自分との闘いです。

これが、わが生徒たちはよくわかっているのだと思います。

そして私はこのことを非常に強くいいます。


しかしそうはいっても、

「仲間と一切つるむな」とまでは言いません。

でも、1日ぐらい花火を見に行こうぜとか、クリスマスだけは一緒にいようといった、

受験生にとって不純な動機をちらつかせる人間とは

ひと時でもいいから距離を置くべきでしょう。

私が生徒に一番知ってもらいたいのは、

勉強をしていると、自然と「同士」と呼べる人間ができるということです。

それは隣の席の人かもしれませんし、

講師が「同士」と呼べる人になることだってあります。

私も修士2年のときは1人で日本中を駆け回り、

1人で論文の情報を集めたりして、個人プレー全開でした。

もちろんある一定期間は孤独感にさいなまれるのですが、

不思議なんですが、ちゃんとやっている人々の周りには、

人が集まるものなんです。

このことを知った上で、勉強すればたとえ孤独で泣きそうになっても、

きっといつの日かわかりあえる「同士」とめぐり合うための

試練なんだと割り切って、死ぬほど勉強できるのではないのでしょうか。

そして、そんな「同士」とは一生きれない関係であることが多いです。

そんな関係が私の生徒たちの間、また私と生徒の間で

形成されているために、そしてもっと深遠な関係をつくっていくために、

生徒たちの目標はとても高く、

そして、その目標のために生徒は互いに切磋琢磨するのです。

まさにこれこそ「正の連鎖」でしょう。


もちろん、このチャンスは大手の予備校でのほうが多いです。

でも、その反面、悪い友達もできてしまうこともあるので、

やはり結局自分の意志がものをいいます。

意志が強ければ問題ありません。

でも、意志が弱い人であれば……。


受験生もなかなか難しい時間を送っていて、大変でしょうが

私はそれを静かに見守ることしかできません。


あえて助言できることと言えば、

こんなことでしょうか。



受験生は意図的にストイックな境遇と、

たまに息抜きができるパブリック・スペースを作らないといけません。

バランスとしては前者重視で。



もう夏は終わりましたね。。

「先生、冬の予定をきかせてください。」とか「クリスマスどうやってすごそうか?」

って話が来ると、「あ、もう冬は近いんだな」って思います。

そして、今年はなんかもう肌寒いっすね。長袖で十分です。


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cancan
Posted bycancan

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