夏真っ只中ですが、受験生の皆さんはいかがお過ごしですか。
夏休みといえば、花火大会がありますし、
BBQがありますし、海でばちゃばちゃがありますが、
受験生にはそんなものはもはや幻想ですよね(笑)
まあこの夏をどう乗り切るかですべてが変わるといっても、過言ではないでしょう。
では、人々は夏にどんなことをするのか。
この時期にやれることの1つといえば、苦手教科克服ですよね。
私はどちらかというと、得意教科の実力を伸ばすことを促すことが多い、
超攻撃型人間な部分がありますが、
苦手科目をないがしろにしていいとはいっておりません。
まあ何事にも最低限できなければならないっていうのはありますよね。
私も受験生の時は国語が大の苦手で、現代文と古典はかなりてこずりましたが、
さすがに夏には現代文を1日1本読んで、
古典も文法書と講読書を1冊ずつ終えておりました。
まあそれでもなかなか苦手克服とまではいかないのが現実なのですが、
better than nothing!
苦手科目はできるだけ無くす努力をしてほしいとは思うんですよね。
我が軍でも英語が苦手という学生は多々います。
というか、今年の学生はその巣窟ですね(笑)(いや、毎年かw)
とにかく、
理数科目が得意で英語をないがしろにしてきた学生が集まったと言ってもいいでしょう。
そういうやつらの中にも、
英語はとりあえず「長文っ!」とか「文法っ!」ってものを
テキストで機械的にはやってきたと言い張れる学生もいます。
しかし、そういう月並みの連中というか、受験勉強に特化した勉強をしてきた学生にとって、
私の授業で扱うような問題を解くよりも長文の要約をさせて
文の流れを捉える練習ばかり与えられるのはかなり苦痛なのでしょうね。
学生たちはまあ要約ができませんねー(笑)
すると、ある学生(ある意味熱心な学生)がこう切り出すことがあります。
「先生、要約の問題なんて出ないのに、
なんであんなことばかりするんだよー。問題解こうよ。」
まあもちろん問題を解いていないなんてことはないのですが、
大手予備校に行っているととにかく問題を解かされるので、
解かないと不安なのでしょう、要約だけですと何か物足りなく感じるのでしょうね。
でも、そうやって言ってくる連中ほど、
好きなことしかやってないんですよね。
要するに要約が嫌いだから、要約やる意味がないと思い込んで、
それから逃げようとしているんですよね。
要約だけやっていると、
確かに入試問題が解けるということに直結するわけではないのは一理ありますが、
やはり文の流れをしっかり追えてまとめられる読解力を作るためには、
要約やある内容をまとめる記述問題の方が実力養成においては適しているように思います。
こう好きなことばかりやって、
苦手なことから逃げ回っている学生は視野が狭いんですよね、物事を捉えるという意味で。
例えば、和訳もある領域を超えなくなるんですよ。
ある短文そのまま抜き出された和訳独立問題ですと和訳がきれいにできるのに、
長文の中の和訳になると一切内容が取れなくて、ダメダメな和訳になるとか、
とにかく全体像を把握できない力が出来上がってしまいます。
これは同時に英語の問題においてだけでなく、
他の教科のバランスに関しても同じようなことが言えます。
1つ~2つの科目が良くても、1つの科目が全然だめだから、
結局合格から遠のく。
私立3科目の試験であれば若干カバーできるかもしれませんが、
前にも言ったかと思いますが、
医学部受験で2科目できないとなるともう合格は無理でしょう。
何事もやっていることは将来意味があるもの、
受験生でしたら合格に繋がるものだと思って物事をこなしていかなければならないです。
今年はとにかく、こういった好きなことしかしない学生を多角的な思考を持ちながら
受験を制する人間を創り上げてやろうと思います。
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