言われたことをしっかりこなすって実は難しいことです。
伝えられる側がしっかり聞くことはもちろん、言う側も気を遣わないといけません。
ちゃんと伝えることが我々講師の仕事ですもんね(笑)
学生にはよく指示を出すのですが、なかなか課題をやってこれない学生も少なくないです。
まあやってくるのはいいのですが、自分が意図しているレベルまでやってくる学生となると、
「もとめてはいけなかったね、ごめんね」って言いたくなるぐらいに少なくなりますね。
ちなみにある医学部受験上位受験生たち8人のうち、
私の意図をしっかりとらえて課題をやってくる学生は1人でしょう(笑)
そんなに難しい課題や難問を出していないのですがねー(笑)
それぐらい実際に伝えるむずかしさもあり、理解する難しさもありますよね。
でも、東大の問題をみていると思うことがあるのですが、
東大の問題って注意書きが結構ちゃんと書かれているんですよね。
特に数学とかってしっかり注意書きが書かれており、
それを読まずに独自の方法で問題を解いているとダメになるようにできているんですよね。
要は、「東大には注意書きごときの縛りを読めない・わからないやつなんていらない」って
言っていることになるんですよね。だから、東大に合格している学生はよっぽど天才かキチガイか
ちゃんとしている学生しか入れないんですよね、きっと。
こういう意図を捉える力をつけるのも我々講師の仕事ですよね。
東大がいつも問題用紙に書いている設問一つ一つに隠れた意図があるんですよね。
難問というよりも、しっかり質問に答えられますかっていうことを促しているように思います。
英語ではこういう意図を読む訓練や指摘を私の授業の中でしております。
それは設問がこーだあーだって言うレベルではありません。
ある英文を読んで、「作者はこういうことをおおむね伝えたいんだよ、
そのためにこういうロジックや単語を使っているんだよ」ってことを徹底的にやっております。
そのためにはまずテキストを多読することなり、例文を覚えるなり、
構文や文法を叩き込むように努力している次第です。
全部ちゃんとやってはじめて問題が解けるようになるのですよ。
高度な意図がわかるためには、いろいろ知らなければなりません。
そのための知識をわが軍の学生には容赦なくたたきつけている状態です(笑)
学生は講師が指示していることをなぜこなすのか、考えてみて下さい。
そして、無駄だなーって思うことをなぜするのかも考えてください。
それでも納得しない時は、先生に意図を尋ねるといいですよ。
ちなみに私は先日ある学生から
「僕は要約問題が出る学校を受験しないのですが、どうして要約の授業やるの?」
って言われたので、逐一要約とその学生の英語力養成に繋がることを弁論してきました(笑)
その学生はきっと面倒なことをしたくなかったんでしょうね。
渋々認めながら、自習室にもどっていきましたねー。いやー、意図があるから、物事には必ずね。
というわけで、学生はできるかぎり理不尽でない指示をこなしましょうね。
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