「先生、時間が足りないです。私(僕)はすって知識が入っていけるような脳を持ってないので、
必然と覚えるのにも時間がかかります。どうしたらいいでしょうか。」
私はこういう時に「えー、じゃあ復習事項の精度を少し落として、問題集重視に切り替えて、
若干理屈がなくても効率を上げながら実践的な力をつけていったらどうかねー?」
っていつも提案するのですが、それをすると
「丸暗記になりすぎる」か、「精度が下がって逆効果」か、「処理能力が上がらない」
とかって回答がかえってきます。
問題をやっていったり、物事をちゃんと筋道通りに理解して覚えていったら、
必然と覚えるものは少なくなります。
例えば、中学校の基礎知識をがっつり懇切丁寧に覚えていったら、
高校で覚える文法事項はものすごく少なくなります。
比較の基礎知識を覚えていたら、イディオム的なものを覚えるだけだし、
単元として増えるのは、仮定法と話法と関係副詞と過去完了・未来完了ぐらいですからねー。
もちろん高校で覚えるものの中で細かいのはたくさんありますが、
それでも1年足らずで高校2年生の基礎知識を詰めてしまおうと思えば
詰めていける量だと思います。
そういう最低限の詰め込みをしてこなかったために、1年でなんとかしようとしているのですから
確かに他の科目もってなると時間はもちろん減りますよね。
処理能力を上げていくしかないのですが、多科目で力を注げないという問題もあり、
英語のように時間に比例してデキルようになる顕著な科目を
細切れ細切れの時間でできるようになるのは難しいかもしれませんね。
うーーん、そうなると朝を有効に使うか徹夜するしかないですね…。
まあ徹夜するにしても学生には2時までには寝るように指示しています。
3時を超えると、なんだか知らないのですが、
ユニコーンガンダムのNT-Dシステムように急にスイッチが入ってしまうんですよね。
そして、起きていてもなんだか大丈夫って気分になるんですよね。
それでは結局次の日に影響してしまうので、2時を限度にしようねって学生には話します。
まあ2時に寝て、7時に起きれば5時間寝れますもんね。
それぐらいの無理は許容範囲でしょう。それ以上しなければならないのであれば、
まあ自分の神経をすり減らす覚悟をもってやるか、私なら諦めるかなって思います。
自身の能力によっては、限界を越えないとわからない・見えない世界ってあるんですよね。
いつも言いますが、自分の力とかけ離れた目標であればあるほど
理屈では成就しないんですよ!
受験生には夏は1日15時間以上勉強してもらいますよー!
個人的な持論ですが、寝たいなら受験終わった来年寝てください。
それぐらい勉強して、合格証書を勝ち取りに行ってほしいです。

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