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2011
02.18

ノートを作る。

Category: 雑記
最近、ノートを作れない生徒が増えているように思います。

正直なところ、高校生になって自分ひとりでノートを作れないのは、

日々の学校生活や学習において致命傷だと思います。

ノートこそ学習の手掛かりになり、独自のバイブルになるわけです。

近頃では、「東大生のノート」と称して、

ノートの取り方について書かれた本まで出版されています。

それがベストセラーというから、日本の学生にはがっかりしてしまいます。

どうやら、普通に勉強していれば、ノートなんてきれいになっていくというのも、

もはや幻想になりつつあるようです。


もともと誰でもノートをきれいに取ることはできないはずです。

特に男の子の筆跡はひどいもので、読めないことも多々あります。

私も小学校2年生ぐらいまではノートをとるのが大嫌いでした。

国語の書写ノートは私にとって悪魔の存在以外のなにものでもありませんでした。

教科書の文章を写す時、「どうしてこの文章は一行あけないといけないの?」とか、

「カギカッコの方向なんてどうでもいいじゃないか」とか、

「えー、段落をかえるってなんなんだよ」って思いながら、

嫌々宿題をこなしていました。

しかし、この試行錯誤が後の勉強生活に関わるというのは、言い過ぎではないように思います。

今の生徒たちは文章をすぐにコピーやプリントアウトできてしまうので、

その苦労を知る人はあまりいないかもしれません。

しかし、中学受験にいそしんでいる生徒たちをみると、とても感慨深い。

私たちが経験したことをしっかり継承して、繰り返しノートに書き込んでいます。

ノートをとるスピードから、生徒の理解度をはかることもできると思います。

黒板に書かれた内容は何を意図するのかわかっているからこそ、

ノートをどのように使っていこうかという構想が生徒の頭に浮かぶのです。

これは慣れてくれば、結構できてしまうものです。

もし、ノートをとるのが遅いなーって思う人は少しだけ意識してみてください。

勉強の感覚が変わってくると思います。


もちろんノートをとるスピードが速くなくても、優秀である人もいます。

そういう人は、とにかく授業の場ではメモし、

あとで自分でノートを作る人です。

今はICレコーダーも安価で手に入るので、

レコードした授業を帰宅してからも復唱できます。

私がスウェーデンにいたときによくしていた手法です。

当時は英語が全然聞き取れなかったので、何度も聞き直して、

1日かけてノートを作ったりもしました。

ノートを速くても理解していなければ無意味ですので、

速いことが必ずしもいいというわけではないはずです。


少し話がそれましたが、

ノート作りは学習者にとって命です。

ノートのまとめ方が、人々の思想形成を大きく変えるのです。

なので、私は生徒に必ずノートを作るように指示します。

中には出来ない人もいます。

そういう生徒には、必ずノートの作り方の説明と模範ノートを差し上げています。


みなさんはノートが作れますか。

なんでもいいです。「まとめる」という作業をしっかりしてみてください。

一回でもすると、結構頭の中が整理されてきますよ。

その力が英語をはじめとした言語の学習に不可欠になってきます。

英語がわかるようになるためには、まずノートを作れるかどうかを考えてみましょう。

今日はこのへんにしておきます。

ありがとうございました。


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2011
02.13

テキスト選び (初心者編)

Category: 雑記
今、私はある学習塾の英語テキストの作成依頼をいただき、

それを作っているのですが、

なかなか自分が使いやすくて、他人にもウケが良いものになかなかなってくれません。


私はあまりテキストの内容にこだわりません。(こだらないというわけではないです。)

英語は所詮言語であり、テキストなんてなくても、

紙と鉛筆と辞書があれば、語学の勉強は可能でしょうって勝手に思っています。

実際に、自分が英語の勉強を始めた時など、

どんな参考書がよくて、何をやるかなんて当てもなく、

ただひたすら英単語を覚え、手元にあった英文を片っ端から訳していました。

高校の教科書の英文なんて、自分の勉強材料の極み。

春休みに英語の教科書を手に入れて、

春休みが終わるころになると、私はノートに教科書の英文をすべて書き写し、

わからない単語を調べ抜き、全文試訳し終えていました。

その訳を使えそうな英語の先生(学校や塾)にコピーしたものをすべて渡し、

ご指摘をいただいていました。

だから、私に教科書こそバイブルであり、特に参考書にこだわることはありませんでした。

とはいえ、受験生に与えられている時間は有限です。

良い参考書を選ぶ作業は必要だと思います。

しかし、何にもしていない状態から参考書を選ぶのは至難の業。

1冊目は薄いがたくさん問題があるものをチョイスすることをお勧めします。

いきなり文法説明がたくさんある読み物に当たっても、

何が何だかわからないまま読み終わった気になってしまうので、あまりよくない。

実況中継系のものは、ある程度基礎ができてから読むべきです。

分厚いものも避けましょう。私みたいなチャレンジャーだったりドMであれば、

「膨大な量を貫徹したい」とか野望をいだきながら処理できると思いますが、

それはどちらかというと稀有な発想でしょう。

普通の人はいきなりいっぱい要求されたら困るものです。

なので、まずは負担を感じない量で、単元別になっていて、

たくさん練習できるものを選ぶべきだと思います。

よかったら、参考にしてみてください。

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2011
02.13

『大学入試最難関大への英作文―書き方のストラテジー』

Category: 参考書関連
大学入試最難関大への英作文―書き方のストラテジー大学入試最難関大への英作文―書き方のストラテジー
(2004/12)
大矢 復

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最近、私も英作文というカテゴリーにはまってしまい、

ある生徒が持っていた参考書を真似て、実際にやってみました。

んー、難しい。最初の40問の和文英訳でさえ、結構骨があるものばかり。

単語のチョイスを優先していたわたしにとっては、

目からうろこというか、細かい文法説明が満載。

難関大学を撃破するためには、この1冊はやっておくべきです。

しかし、英作文に自信がない人、英文法をしっかりやっていない人にとって、

このテキストは不適当でしょう。

初心者だなって思う人は、もっと簡単なものを手に取った方がよいでしょう。

このテキストは仕上げ使うのがいいと思います。
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2011
02.11

努力と代償

Category: 雑記
愛知県の中学受験は終焉を迎えようとしています。

私は中学受験の生徒を一人しか抱えていませんでしたが、

その生徒さんは私のおかげというよりも、ほぼ彼の実力のみで合格してしまったので、

少々だけ「私は彼にどれだけのことを教えてあげられたのだろうか」と、

疑問を呈してしまいます。

生徒さんのなかで私が心の支えにはなっていたらと思います。

本当に心からおめでとうを送りたいと思います。


さて、大学受験は佳境に入りましたが、

朗報をちらほら伺っております。

手塩をかけた生徒もいまのところ順調のようで、滑り止めはなんとか止まりそうです。

まだまだ油断できませんが、

努力した人たちには、それなりの達成感と結果がくっついてきたようです。

うわべだけの努力は、無意味だし、すぐわかってしまいます。

よく「勉強はしているのですがね」とか「先生の言われたことはやっているのですが…」と

言われる方がいますが、

それは生徒さんが「どうしてその課題をやらなくてはいけないのか」を

しっかり考えずに、ただ作業と捉えてやっているだけだから、結果が結び付かないのです。

残念ながら、教材に絶対はありません。

「これをやればできるようになる」といった教材があったとして、皆がそれをやっていれば、

皆が合格通知を手に入れているはずです。

ただ、絶対とは言えなくても「絶対に受験で役立つ」教材はたくさんあります。

受験生はそれらをできるだけたくさんのものをこなさなければなりません。

そして、それを高いレベルでこなすためには、無尽蔵な体力と精神力が要求されます。

私は生徒たちに「勉強に王道なし」ということを最初の授業で叩き込みます。

それだけ苦労しなければ、自分の思うものは手に入れられないということを思い知ってもらいます。

おそらく、その事実を痛感するということは生徒にとってものすごく辛いことでしょう。

しかし、それを知った上で勉強をすれば、生徒は手を抜こうとはしません。

たとえ膨大な課題をすべてこなせなかったとしても、

その悔しさがバネになって、近い将来にそれをこなす力をおのずと手に入れているのです。

手を抜けば私も叱りますが、大半の私の生徒に毎回小テストをおこなうので、

彼らはテストの出来が悪いとわかれば、しっかり勉強します。

彼らには勉強をしなければ楽しい人生がやってこないという「恐怖」が芽生え、

その反対に、かれらは勉強すれば「歓喜」を手にすることができることを知ります。

そういう思考を持って勉強した生徒は、途中で成績が上がらなくて悩んでも、

地道な努力ができるので、解決策を導くことができます。


そのとき、私が大きな手助けができると信じています。

今年はそんなけなげに頑張る生徒にたくさん出会いました。

また来年もそういった生徒に出会いたいものです。


受験生、頑張れ~~。
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